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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
Cojp

米中が10月にワシントンで貿易協議-相互不信感残るまま

更新日時
  • 劉鶴副首相、米財務長官、USTR代表らが電話会議で合意
  • 「数週間以内に」閣僚級会合と米も発表-実のある進展あるか疑問も

中国と米国は、関税合戦を終わらせるための高官同士の対面の協議が数週間内にワシントンで行われると明らかにした。ただ、実質的な進展があるかどうかについては双方とも懐疑的だ。

  中国商務省が5日発表した声明によると、劉鶴副首相はムニューシン米財務長官およびライトハイザー米通商代表部(USTR)代表との同日午前の電話会議で「10月前半」の訪米に同意した。USTRも「数週間以内」にワシントンで閣僚級会合を持つことを確認した。具体的な日付には触れていない。

Vice Premier Liu He Leads Chinese Trade Delegation In Washington

中国の劉鶴副首相とムニューシン米財務長官およびライトハイザーUSTR代表 (5月10日、ワシントン)

Photographer: Alex Edelman/Bloomberg

  トランプ政権は10月1日の対中関税率引き上げと12月15日の追加関税発動を計画している。米中関係は先月、急激に悪化し、両国経済への影響が懸念を呼んでいる。

  元中国商務省当局者の周小明氏は、「米中はいずれも貿易戦争をエスカレートさせて世界経済に打撃を与えた責任を世界から問われたくない」と指摘。その上で、「しかし、協議再開は双方が歩み寄ることを意味しないし、姿勢を軟化させることも意味しない」と述べた。

  中国商務省によれば、交渉の準備のため、今月中に事務レベルの「真剣な」協議が行われるという。米国での協議再開は9月に予定されていた。USTRは次官級の協議で「有意義な進展に向けた土台づくり」をするとしている。

  両国は今月1日に互いに関税賦課拡大に動いた。米国は10月1日にも関税率引き上げを計画し、交渉に進展がなければ12月15日には両国が再び追加関税を導入する。

  中国商務省の声明によると、鐘山商務相と中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁、国家統計局長を兼ねる寧吉喆国家発展改革委員会(発改委)副主任も5日の電話会議に参加した。

  トランプ政権内には、米国が求めるような広範な改革を中国が約束することを疑問視する声があると、当局者の考えについて知る関係者が述べた。5月の交渉では中国側のこのような姿勢が交渉物別れの原因になったと米国は主張している。

原題:China, U.S. to Hold Trade Talks ‘in October’ as Mistrust Remains(抜粋)

(コメントなどを追加します.)
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