コンテンツにスキップする

独政府、グリホサート含む除草剤の段階的廃止目指すーバイエル逆風か

  • 政府は生産ライセンス更新をEUに求める動きに反対する意向
  • バイエルは決定に不満ー安全との科学的根拠示されていると主張

ドイツのメルケル政権はグリホサートの成分を含む除草剤を2023年末までに段階的に廃止することを目指している。除草剤「ラウンドアップ」の発がん性を巡り米国で相次ぐ訴訟に直面する医薬・化学複合企業バイエルにとって、こうした動きはさらなる逆風となる恐れがある。

  環境当局の発表資料によると、これは4日の閣議で承認された提案の一部。政府はこうした除草剤の生産ライセンス更新を欧州連合(EU)に求める動きに反対する意向だ。ライセンスの管轄権はEU加盟国ではなく、EUにある。

  シュルツェ環境相はベルリンでの記者会見で「2022年より先には、EU内でグリホサートが主流になることはないと考えている」と述べた。

  バイエルの穀物科学部門責任者のリアム・コンドン氏は発表資料で、「グリホサートを23年末までに禁止するドイツ政府の決定に異議を唱える」とし、「グリホサートは適切に使用されれば安全だとの科学的判断が、世界中の中立的な規制機関から何十年も前から示されてきたが、今回の決定はそれを無視するものだ」と強調した。

原題:
Germany Aims to Phase Out Glyphosate in Potential Blow to Bayer(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE