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ソフトバンクG債が1000億円、投資家の姿勢象徴-信用リスク取る

更新日時
  • 需要調査は300億円程度から開始、利率の1.38%とともに6日確定
  • 格付けの低さ、7年程度は許容せざるを得ない-投資家

ソフトバンクグループ法人向け7年債の発行額が1000億円に達した。信用リスクを取って利回りを狙う機関投資家の現在の姿勢を端的に示した。

  300億円程度から需要調査が始まった発行額は5日まで段階的に増額され、利率1.38%とともに6日確定した。会社格付けは日本格付研究所(JCR)が投資適格だが、ムーディーズとS&Pは投機的等級。このため利率が高くJCR同格付けで年限が長い光通信15年債と同じ。これが需要を刺激、主幹事によると最終需要は1350億円だった。発行額は法人向けでソフトバンクGとして最大で年限の7年は最長に並ぶ。

SoftBank Group CEO Masayoshi Son Presentation After 4Q Earnings Announcement

孫正義社長

Photographer: Akio Kon/Bloomberg

  米中貿易摩擦激化を含めて世界経済の先行きは不透明で、金利は下げ足を速めて社債利率も年度始めから低下傾向だ。この中で信用リスクや期間リスクで利回りを確保しようとする投資マネーがソフトバンクG債の発行額を増大させ、今年度の日本初のアイフルによるハイイールド債や三菱地所の最長50年債登場に結びついた。50年債はJR東日本と大阪ガスが続き、社債年限は長期化している。

  ある投資家はソフトバンクG債について、1000億円はいまの機関投資家の行動を象徴していると指摘した。格付けの低さに加え7年程度であれば許容せざるを得ないほど運用に苦しんでいると語った。別の投資家はエヌビディア株を含む保有資産を成功裏に売却して投資会社の評価は上がったとし、7年は孫正義社長が続く間で期間リスクにもそれほど不安はないと話した。

  孫社長(62)は2月の会見で少なくとも社長としては69歳までは続けると話していた。今回債が償還する2026年に69歳になる。ソフトバンクGは同日に法人向け債と同じ利率1.38%で個人向け債4000億円も起債した。

【購入投資家層(比率)】

中央投資家地方投資家
中央公的、生保、投信投資顧問、信託(50%)地銀、系統下部、地方公的、諸法人(50%)
(第2段落に最終需要を追加して更新します)
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