ソニー株が10カ月ぶり高値、S&Pが7年半ぶり長期格付けを引き上げ
古川有希

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
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ソニー株が約10カ月ぶりの高値。S&Pグローバル・レーティングが4日、ソニーの長期格付けを「A-」に1段階引き上げたほか、ソニーが筆頭株主のエムスリーが日経平均株価の構成銘柄に採用された。
株価は一時前日比1.7%高の6253円となり、18年11月9日以来、10カ月ぶりの高値となった。

ソニーの吉田憲一郎社長
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
ブルームバーグのデータによると、「A-」となったのは、2012年2月に引き下げられて以来。従来は「BBB+」だった。見通しは「安定的」とした。
ソニーはハードウエア製品の販売から経常的なサービス収入を獲得する事業モデルへと移行していることにより、高水準の収益と収益性を安定的に維持できると判断した。また規律を重視した財務運営を行っており、主要財務指標は健全な水準を維持するとみている。
また日本経済新聞社は4日、日経平均株価の構成銘柄に10月1日からエムスリーを採用すると発表した。ソニーの株式保有比率は32%。5日のエムスリー株は一時、11%高となった。
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