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ニューヨーク連銀総裁、不確実性の影響を指摘-金融政策判断を左右

米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、米経済データの軟化と継続する世界的リスクが、現在のところ米金融当局の政策決定に大きく影響しているとの見解を示した。

  総裁は4日、ニューヨークで講演。事前に配布された原稿によれば、「国内外の不確実性が、景気見通しと金融政策に関する私の思索において重要な要素になりつつある」と述べた。

Federal Reserve Jackson Hole Economic Symposium

ウィリアムズ総裁

Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

  ウィリアムズ総裁は、米製造業の減速を指摘。米供給管理協会(ISM)が前日発表した8月の製造業総合景況指数では、3年ぶりに活動の縮小が示された。

  総裁は「消費が堅調な一方、企業の設備投資は減速の兆しが見られる。また輸出は落ち込み、製造業のデータは軟化しており、世界の成長減速と貿易・地政学リスクに関連した不確実性を反映している」と指摘。「私はこうした不明瞭な先行きを注視しながら、成長の継続と力強い労働市場、インフレ率の2%に向けた持続的な上昇を支えるための適切な行動に備えて警戒を続ける」と述べた。

  ウィリアムズ総裁はまた、トランプ大統領が中国を相手に仕掛けた貿易戦争の影響について触れ、企業マインドを冷やしているとの認識を示した。

  総裁は「対中通商政策を巡る懸念が、見通しの不確実性を強めている。実業界からは、こうした懸念で投資への慎重姿勢をさらに強めているとの声が聞かれる。このような不安が及ぼす影響は既に、投資の数字に表れている」と語った。

原題:Uncertainty Playing Important Role in Fed Policy, Williams Says(抜粋)

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