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アメリカン航空株の下げ止まらず-業績不振に運航停止が追い打ち

  • 年初来下落率は米運輸銘柄で最大-時価総額はデルタの3分の1未満
  • 7-9月期の税引き前利益率見通し最大7.5%、同業他社下回る

アメリカン航空グループが2013年に破産法適用下から脱却した際、同社の新たな経営トップは数年以内に競合他社を打ち負かすと表明していた。ところが最近では、逆にそうしたライバル企業に打ち負かされる状況となっている。

  アメリカンは利益率や定時発着率でデルタ航空ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスに後れを取り、年初来の株価は米運輸銘柄で最も大きく下げている。追い打ちをかけたのは最近の運航停止で、乗客の怒りを買い、アメリカンのブランドに傷をつけた。

One World Airlines Executives Unveil Plans for Future

ダグ・パーカーCEO

 

  ダグ・パーカー最高経営責任者(CEO)が当時CEOを務めていたUSエアウェイズとアメリカンとの合併を推進し、新会社のトップに就いた際に思い描いていたものとは程遠い結果だ。デルタとユナイテッドが10年にわたる航空業界再編と価格決定力強化の恩恵を受ける一方、アメリカンは業績が悪化し、後塵(こうじん)を拝している。

American is the year's worst performer among U.S. transportation stocks

  クレディ・スイス・グループのアナリスト、ホセ・カイアド氏は「取締役会がどの時点でより劇的な変化が必要との認識を示すか」に関する質問が最近多く寄せられていると指摘。今のところ取締役会に焦りの色はないが、8月30日時点でアメリカンの株価は年初から18%下落し、時価総額は117億ドル(約1兆2400億円)と、デルタの3分の1足らずだ。

  ブルームバーグのデータによると、USエアとの合併により破産法適用下から脱却して以来、アメリカンの調整後純利益は44%減少。米国の4大航空会社で利益減少は同社だけだ。7-9月期についても、アメリカンの税引き前利益率見通しは最大7.5%と、デルタの16.5%、ユナイテッドの12%を下回っている。

原題:American Air CEO’s Dream Unravels in Sell-Off, Canceled Flights(抜粋)

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