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債券値上がり行き過ぎ、でも貿易戦争リスクで買い-シュローダー

  • 債券市場はリセッション織り込み、短期的には可能性低い
  • 米欧豪の長めのデュレーションへのエクスポージャー選好

世界的な債券相場上昇はもはやファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)によっては正当化されないが、シュローダー・インベストメント・マネジメント・オーストラリアのファンドは貿易戦争リスク悪化を理由にロングポジションを維持している。

  シュローダーの債券およびマルチアセット責任者のサイモン・ドイル氏と債券副責任者のスチュアート・ディア氏は、債券市場はリセッション(景気後退)を織り込んでいるが、短期的にはその可能性は低いと指摘する。両氏はよりディフェンシブになったものの、依然として米国、オーストラリアおよび程度はやや小さいものの欧州について、長めのデュレーションへのエクスポージャーを選好している。

  ドイル氏はインタビューで、「ある意味で、利回りはセンチメント主導でファンダメンタルズより先走っている」が、「貿易問題で何らか変化が見られるまで当面は、ロングポジションを維持している」と述べた。

  両氏が運用するシュローダー豪州債券ファンドは昨年、同種ファンドの97%の成績を上回った。

U.S. 10-year yield set for biggest monthly drop since 2015 on slowdown concerns

  米中貿易紛争が悪化する中、世界同時景気減速への懸念の高まりからここ数カ月は安全資産とされる国債に資金が流れ込み利回りが急低下している。ドイル氏によると、シュローダーは利回りのさらに「大幅な低下」の可能性を排除していない。

  しかし、米国債の利回りがゼロになるには恐らく景気後退が必要で、これは1-3年後にしか起こらないだろうとみる同氏は、「景気後退は既定ではなく、われわれは予断を持たずデュレーション長めをロングにしている」と述べた。

原題:Bond Rally Gone Too Far But Trade War Risk Keeps Schroders Long(抜粋)

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