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ドル・円上昇、日銀審議委員発言や香港情勢巡る報道で-106円台前半

更新日時

東京為替市場のドル・円相場は上昇。日本銀行の片岡剛士審議委員が先制的な政策対応に言及したことが支えとなった上、日本時間夕方には「逃亡犯条例」改正案を正式に撤回するという香港情勢を巡る一部報道を受け上値を伸ばす場面が見られた。豪ドルは国内総生産(GDP)が予想通りの伸びとなったことを受けて上昇した。

ハイライト
  • ドル・円は午後4時2分現在、前日比0.2%高の1ドル=106円18銭。105円83銭まで売りが先行したものの、香港関連の報道後に106円24銭まで上昇
  • 豪ドル・ドル相場は0.2%高の1豪ドル=0.6773ドル。オフショア人民元相場は0.2%安の1ドル=7.1643元

市場関係者の見方

NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのデービッド・ルー氏(香港在勤)

  • ドル・円は片岡日銀審議委員による先回りの緩和を主張する発言に対してAI(人工知能)が反応して上昇。さらに予想通りの豪GDPを受けた豪ドル・円の上昇も流れを後押し

あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • 上海株も戻しており、香港のニュースに反応している可能性。全般的に金利が上昇、中国のPMIが予想比良好で、日中から人民元など新興国通貨買いの流れになっていた
  • リスクオンでドル・円も戻し傾向になっていたところで、香港の報道もリスクオフ要因のはく落となったと思う

ソシエテ・ジェネラル銀行の鈴木恭輔為替資金営業部長

  • 米ISM製造業景況指数は内訳も弱かったが、単月の結果なうえ、関連指標の確認も必要。ということで、前日海外時間の105円74銭までの下げで消化した感が強い
  • 豪ドルは予想通りのGDPで、買い戻しが優勢。前日の豪中銀もそこまで利下げに前のめり出なかったこともあり、豪ドルは対ドルで0.68ドル台でどこまで上値を伸ばせるかが焦点に
ドル・円は米ISM後の下げ幅削る動き

背景

  • 香港のキャリー・ラム行政長官が、長引く混乱の原因となった「逃亡犯条例」改正案を正式に撤回すると、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が4日、匿名の情報源を引用して報じた
  • 日銀の片岡審議委員は4日の講演で、経済・物価の下振れリスクが高まる中で先制的な政策対応が重要と述べ、あらためて追加緩和の必要性を指摘
  • 豪州の4-6月GDPは前期比0.5%増と、市場予想と一致した
  • 米ISM製造業指数は市場予想に反して3年ぶりに活動縮小を示した
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