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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が下落、貿易の不安再燃-国債は高い

更新日時
A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, Jan. 29, 2018. All major U.S. stock indexes declined and Treasuries extended a selloff that's taken yields to the highest since early 2014 as traders gear up for a hectic week of data and policy announcements.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

3日の米株式相場は下落。米中通商交渉は再び暗礁に乗り上げそうだとの不安が広がった。一方で米国債は上昇。米製造業が3年ぶりに縮小したことを示す指標が材料視された。

  • 米国株は下落、テクノロジー株やボーイングが安い
  • 米国債は上昇-10年債利回りは1.46%
  • NY原油先物は大幅安、トランプ氏のツイートが不安あおる
  • NY金先物は反発、貿易摩擦や政情不安で逃避再開

  S&P500種株価指数は連休を挟んで下げに転じた。米中両国の通商交渉当局者は今月行う予定の会合日程を設定できていないと、関係者がブルームバーグに対し明らかにした。米国は週末、中国からの延期要求をはねつけて対中関税の発動に踏み切っている。中国の華為技術(ファーウェイ)は同社システムにサイバー攻撃を仕掛けていると、米政府を非難。これを受け、テクノロジー株が下げた。ボーイングも下げ、ダウ工業株30種平均を押し下げた。

  S&P500種株価指数は前週末比0.7%安の2906.27。ダウ平均は285.26ドル(1.1%)安の26118.02ドル。ナスダック総合指数は1.1%低下。ニューヨーク時間午後4時53分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.46%。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅下落し、1週間ぶりの安値。トランプ大統領は自分が2020年の大統領選で再選された場合、通商交渉は中国にとってさらに困難なものになるとツイート。8月の米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数が3年ぶりに活動縮小を示したことや、ガソリン先物の急落も原油への重しとなった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は1.16ドル(2.1%)安の1バレル=53.94ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント11月限は40セント安の58.26ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。貿易を巡る米中の対立や、英国や香港での政治的混迷を意識した逃避買いが再開された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1.7%高の1オンス=1555.90ドル。

  米10年債利回りは、ISM製造業総合景況指数の発表直後に大きく低下。指数は49.1と市場の予想外に低下し、活動縮小を示した。

  ルートホルド・グループの最高投資ストラテジスト、ジム・ポールセン氏は「先週は言葉のやりとりが良かったため、投資家マインドは上向いていた。だが行いは言葉より雄弁であり、両国とも関税発動の期限を迎え、撤回するには至らなかった」と、インタビューで解説。この日発表された米製造業の指標が弱く、貿易が景気に悪影響を及ぼしているとの見方を強めたと説明した。

原題:Stocks Decline on Trade Woes; Treasuries Rise: Markets Wrap(抜粋)
Oil Hits One-Week Low as Trump Tweet Fuels Market ‘Bloodbath’
PRECIOUS: Gold Climbs Amid Latest Trade and Geopolitical Drama

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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