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日本生命、日産の西川社長の取締役選任案に反対-不祥事など理由に

日産自動車が6月に開いた定時株主総会で、日本生命保険が西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)の取締役選任案に反対していたことが同社が3日公表した議決権行使結果で分かった。 

Shareholders Arrive For Nissan's First Post-Ghosn Annual Meeting

日産株主総会の会場(横浜市)

Photographer: Junko Kimura-Matsumoto/Bloomberg

  

  

  日生が開示した資料によると、日産が6月25日に開いた株主総会で提出した全11人の取締役選任議案のうち10番目の候補者の取締役選任について反対票を投じていた。日産の総会招集通知では西川氏が10番目の候補者だった。反対の理由については「不祥事等」とし、詳細については説明していない。

  日生はガバナンス向上を狙った指名委員会等設置会社への移行に伴う定款の一部変更や西川氏以外の取締役選任など他の議案についてはすべて賛成していた。ブルームバーグのデータによると、日生は日産の発行済み株式の1.28%を保有する。

  西川氏は長年、日産の取締役を務め、2017年4月に社長兼CEOに昇格。会社法違反(特別背任)などで東京地検特捜部に逮捕、起訴されたカルロス・ゴーン前会長の不正を見抜けなかったほか、有価証券報告書に前会長の報酬を過少記載したとする金融商品取引法違反事件では法人としての日産も起訴され、西川氏の責任を問う声も上がっていた。

  今年6月にはゴーン前会長とともに金商法違反で東京地検に起訴されたグレッグ・ケリー元代表取締役が月刊誌文芸春秋とのインタビューで、西川氏が過去に株価連動報酬であるストック・アプリシエーション権(SAR)の行使日を一週間ずらすことで多額の現金を手にしたなどとも話していた。

  横浜市で開催された今年の総会では採決まで至らなかったものの、株主の中から西川氏の解任動議を求める声が上がるなど紛糾する場面もあった。

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