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サウジがアラムコ会長交代、政府系ファンド最高幹部就任-IPO控え

  • 会長職解かれたファリハ氏の後任はPIFトップのアルルマヤン氏
  • アラムコのIPO準備が再び加速―4月の起債完了後
Khalid Al-Falih.

Khalid Al-Falih.

Photographer: Stefan Wermuth/Bloomberg
Khalid Al-Falih.
Photographer: Stefan Wermuth/Bloomberg

サウジアラビアはファリハ・エネルギー相を国営石油会社サウジアラムコの会長職から外した。アラムコの新規株式公開(IPO)に備える中で、ファリハ氏の役割が1週間足らずで再び縮小される。

  ファリハ氏のアカウントからのツイートによると、後任はサウジの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)トップのヤシル・アルルマヤン氏。同氏は既にアラムコの取締役メンバーで、ムハンマド皇太子の主要な助言役を務める。決定の事情に詳しい関係者によると、今回の人事によって、IPOを準備するアラムコをエネルギー省から切り離し、利益相反を回避する。

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ヤシル・アルルマヤン氏

  ムハンマド皇太子はサウジ経済を原油依存から脱却させる計画で、アラムコの株式売却もその重要な部分を担う。IPOは世界最大規模になる可能性があるが、昨年には、化学大手サウジ基礎産業公社(SABIC)の過半数株式の取得に注力する中で、IPO計画を延期した。
  
  ただIPOの手続きはアラムコが4月に120億ドル(現行レートで約1兆2800億円)の起債を完了した後に再び加速。国際的な金融機関は先週、IPOの役割確保に向けて動き出したと、事情に詳しい複数の関係者がブルームバーグに語っている。  

  ファリハ氏は8月30日に発表されたエネルギー産業鉱物資源省の分割に伴い産業および鉱物資源の担当を解かれた。

原題:Saudis Replace Aramco Chair With Wealth Fund Boss Before IPO (1)(抜粋)

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