アルゼンチン中銀、9月の金融政策目標でIMFと協議
Ignacio Olivera Dollアルゼンチンの中央銀行は、9月の金融政策目標の修正について国際通貨基金(IMF)と協議している。サンドレリス中銀総裁が2日にブエノスアイレスで記者団に明らかにした。
サンドレリス総裁は7月と8月のマネタリーベース目標を達成できなかったと述べ、流通額が目標の1兆3400億ペソ(約2兆5400億円)を上回ったと説明。ただ、IMFのプログラムで拘束力があるのは四半期目標だけだと付け加えた。

サンドレリス総裁
Photographer: Pablo E. Piovano/Bloomberg
同総裁はペソ預金は安定しており、流動性は依然として高水準にあるとし、「アルゼンチンの金融システムは強固だ」と述べた。
IMFによる過去最大規模のアルゼンチン向け融資560億ドル(約5兆9500億円)にはIMFが定期的に審査する指針がある。8月の相場急落後、次回融資分53億ドルが実行されるかどうか新たな疑念が浮上している。
原題:Argentina in Talks With IMF on September Monetary Policy Target(抜粋)
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