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Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国、米をWTO提訴-通商交渉の次回会合日程まだ設定できず

更新日時
  • 米中に不信感、交渉再開に向けた基本的条件で依然として一致せず
  • 訪米日程決まっていないが必ずしも中止の兆候でないと関係者
Containers and gantry cranes stand at the Haitian Container Terminal, operated by the Xiamen Port Authority, in Xiamen, China, on Monday, Aug. 26, 2019. After a weekend of confusing signals, only a few negotiators in Beijing see a deal possible ahead of the 2020 U.S. election, in part because it’s dangerous to advise President Xi Jinping to sign a deal that Trump may eventually break, according to Chinese officials familiar with the talks who asked not to be identified.
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

米中両国の通商交渉当局者は今月行う予定の会合日程を設定できていない。事情に詳しい関係者が明らかにした。米国は1日、中国の延期要求をはねつけて対中関税の発動に踏み切った。一方、中国は2日、米国の追加関税に対し、世界貿易機関(WTO)に提訴すると発表した。

  トランプ米大統領は金融市場を沈静化させ、交渉進展を印象づけようと試みているが、米中ともに不信感があり交渉再開に向けた基本的な条件で両国は一致していない。

  非公開の協議内容だとして匿名を条件に述べた関係者によると、中国当局者の訪米日程はまだ決まっていない。だが、必ずしも中止の兆候でもないという。

  関係者のうち2人によると、ここ1週間のやりとりで米中は少なくとも2つの点で合意できずにいる。米国が主張する次回の交渉ラウンドに向けたある程度のパラメーター設定と、新たな関税の延期という中国側の要求だ。トランプ大統領は1日に新たな対中関税賦課を強行、望んだ効果とは反対の展開をもたらしているように見受けられる戦略をさらに推し進めた。

  中国の国営メディアは米国の関税について、中国政府は経済混乱を乗り切る用意があると表明。中国商務省は2日遅く出した声明で、米追加関税を巡り中国としてWTOの紛争解決手続きに従って提訴する方針を打ち出した。

  中国共産党機関紙の人民日報は3日、「米国が中国との間で互恵的で互いに利益になる合意を本当に求めるなら、米国の一部の人々はコンセンサスを尊重し、中国側と協調し、誠意を持って正しい方向に戻らねばならない」と論評した。

  また英字紙チャイナ・デーリーは論説で、「米政権は今こそ思慮を欠いた中国たたきを再考すべきだ」とした上で、「通商合意に向け取り組む方がより実りの多いアプローチだ」と指摘した。

  米中協議の日程について中国商務省にコメントを求めたが、これまでに返答はない。米通商代表部(USTR)からも返答はなかった。
  

Price Hikes

The big jump in consumer-facing China tariffs happened on Sunday

Source: Peterson Institute

原題:China, U.S. Struggle to Set Meeting as Tariffs Erode Trust (2)(抜粋)

(人民日報の論評を追加して更新します.)
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