コンテンツにスキップする

イタリアのコンテ氏、まさかの政敵同士をまとめて新政権発足へ

  • 新政権の閣僚名簿、4日までに提出の見通し
  • 早期総選挙のリスクは後退、イタリア国債は急伸

イタリアのコンテ暫定首相は、週内に新たな連立政権を発足させようとしている。政敵同士だった2政党が手を組む新連立は、投資家の恐れていた早期総選挙のリスクを食い止めることになる。

  コンテ氏は4日までにマッタレッラ大統領に主要閣僚名簿を提出すると、現地紙イル・ファット・クオティディアーノが1日主催したフォーラムへのビデオ出演で表明した。新閣僚は週末までに宣誓し政府が発足する可能性がある。議会での信任投票は翌週に実施される見通しだ。

  コンテ氏は2018年5月にポピュリスト政権の首相として担ぎ上げられる以前はほぼ無名の法学教授だった。今回は、既存勢力の打倒を掲げる政党「五つ星運動」と手強い政敵、中道左派の民主党(PD)をまとめて連立政権にこぎ着ける手腕を見せた。五つ星とPDによる新政府は、前政権と比べて欧州連合(EU)との摩擦が少なくなるとの見通しによってイタリア国債利回りは先週、過去最低を更新した。
    
  ローマにあるグイド・カルリ社会科学国際自由大学(LUISS)のロベルト・ダリモンテ教授(政治学)は 「確実に言えるのは、この政権が誕生するということだ。どれぐらい維持できるかは答えが難しい。この連立には追い風と向かい風の両方の要素がある」と述べた。

原題:Italy’s Conte Poised to Forge Government From Unlikely Alliance(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE