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債券上昇、10年入札無難通過で買い安心感-利回り曲線はフラット化

更新日時

債券相場は上昇。この日の10年利付国債入札が無難な結果に終わると買い安心感が広がった。プラスの利回りが残っている超長期債に買いが集まり、新発20年債と30年債利回りは約3年ぶり低水準を付け、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 新発20年債利回りは前日比2ベーシスポイント(bp)低い0.035%、新発30年債は3bp低い0.115%と、ともに2016年7月以来の低水準
  • 新発10年債利回りは0.5bp高いマイナス0.265%で始まったが、午後に低下に転じた
  • 長期国債先物9月物の終値は6銭高の155円22銭。午前に155円09銭まで下げたが、午後は上昇に転じ、結局は高値で引けた

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 午前は10年債入札への警戒感と時間外取引での米金利上昇を受けて軟調だったが、午後は入札通過と米金利の低下で安心感が広がった
  • 超長期ゾーンは5日に30年債入札を控えてはいるが、スワップ対比の割安感もあり、買わざるを得ない
  • 10年債は先物対比では割安な半面、国債買い入れオペ減額の影響が超長期ゾーンより大きく、積極的には買い進めにくい面もある
長期国債先物9月物の日中取引推移

10年債入札

  • 最低落札価格は103円66銭、ブルームバーグがまとめた市場予想と一致
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.60倍と2017年1月以来の低さ
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は前回と同じ2銭
  • SMBC日興の竹山氏
    • 無難な結果に終わった。応札倍率は低いが、この金利水準では需要層が海外投資家などが中心にならざるを得ないので仕方ない
  • 備考:過去の10年債入札の結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.295%-0.345%-0.275%0.035%0.115%0.155%
前日比+0.5bp+0.5bp-0.5bp-2.0bp-3.0bp-0.5bp
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