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Photographer: MicroStockHub/Getty Images

老舗クオンツの新戦略、機械学習とAIで「混雑」を抜け出せ

  • ミルバーン・リッジフィールド、学習ロボット活用で勝ち組目指す
  • データに埋もれて発見しにくい傾向も理解、株取引に活用
RF markets stocks
Photographer: MicroStockHub/Getty Images

クオンツ投資そのものとほぼ同じくらい長い歴史を持つクオンツ運用会社、ミルバーン・リッジフィールド・コーポレーションは、機械学習と人工知能(AI)に賭けている。

  同社は6年間の実験の後、学習する投資ロボットをシステマティック戦略の中心に据えた。現在はコンピューターを活用し、単一銘柄の株式を取引する新しい戦略に資金を募っている。

  ミルバーンは、トレンド追随の1970年代の傾向から遠ざかるに当たって、AIを活用している。当時のトレンド追随ファンドは通常、先物を使って資産のモメンタムを追ったが、広範なデータをスキャンする統計的学習プログラムを使えば、異なる市場をつなぐ神経システムを理解することができると、共同最高経営責任者(CEO)のバリー・グッドマン氏は話す。このアプローチによって、ますます混雑するクオンツ投資の世界で勝ち組になろうとしている。絶好調のヘッジファンド、

  「混雑した取引」のリスクも-ゴールドマン

  「広義の機械学習アプローチにより、アルファが失われたり市場自体の構造が変化する環境に比較的迅速に適応することができる」と、同氏は電子メールで説明した。

Millburn fund's 47% five-year return trumps many fast-money indexes

  ミルバーンの新しい株式ファンドは、機械学習を使って上場投資信託(ETF)からのシグナルを読み解き、S&P500種株価指数やMSCIワールド指数の構成銘柄でロング(買い持ち)ポジションを組む。

  アルゴリズムは例えば、モメンタム取引がボラティリティーの季節的な変動期に最も有効であることを発見するかもしれない。こうした傾向はしばしば大量のデータに埋もれて発見しにくい。「これを理解するということは小さなことではない。また、人間ができることでもない」とグッドマン氏は述べた。

原題:One of the World’s Oldest Quants Is Going All-In With Robots(抜粋)

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