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Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日銀、国債買い入れオペを2営業日連続で減額-フラット化抑制との声

更新日時
The Bank of Japan (BOJ) headquarters stand in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 16, 2019. The BOJ would offer support for a government spending package likely to be unveiled in October when a national sales tax is increased, according to a former central bank official.
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日本銀行は2日、残存期間10年超25年以下の国債買い入れを減らした。市場では日銀が異例とされる2営業日連続の減額に踏み切り、利回り曲線のフラット(平たん)化圧力を抑制する姿勢をあらためて示したとの見方が出ている。

  日銀が国債買い入れオペで、前週末の長期ゾーンに続いて、この日に超長期ゾーンを減額したことについてサプライズと受け止めている。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジストは、「マーケットとしても予想外だろう。金利低下による、ブルフラット化を止めたいということ」だと説明。「効果は限られると思うが、やらないといけない面もある。買い入れ減額の目的、背景は最適とされるイールドカーブにコントロールすること。長短金利操作が導入された2016年9月の時とほとんど変わらないカーブ形状なので、放っておくと説明がつかない」と言う。

  今回のオペ通知を受けて、長期国債先物市場で中心限月9月物は155円15銭付近から一時155円08銭まで下落。現物債市場では新発20年債利回りが0.045%から0.06%まで上昇した。同利回りは前週末に一時0.04%と16年7月以来の水準まで低下する場面があった。

  午前10時10分の日銀金融調節で同時に通知された残存期間25年超の国債買い入れ額は前回のオペと同額だった。

年限通知額前回オペ比較
10-25年14001600▲200
25年超400400変わらず

  日銀は8月9日に残存1ー3年の金額を増やし、3ー5年と10ー25年を同時に減らすオペを実施。同16日、30日には残存5ー10年の金額を減らした。しかし、長期金利の上昇は一時的にとどまり、利回り曲線にはフラット化圧力の強い状況が続いていた。

  SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジストは、前週末の日銀オペで残存5-10年の大幅減額に続いて、10-25年を減額したことで、10年に近いゾーンの金利を上げてマイナス0.3%割れは容認しないというイメージが出てきていると指摘した。

(第2段落以降を追加して更新します.)
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