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債券は下落、日銀が2営業日連続でオペ減額-あすの10年債入札も重し

更新日時

債券相場は下落。日本銀行が前週末に続いてこの日の国債買い入れオペでも減額したことを受けて過度な金利低下を抑制する姿勢があらためて確認され、売り圧力が掛かった。10年利付国債の入札を翌日に控えて売りが出やすいとの指摘も聞かれた。

  • 新発10年債利回りは前週末比1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.265%まで上昇
  • 新発20年債利回りは1.5bp高い0.06%まで上昇、新発30年債利回りは一時1bp高い0.15%
  • 長期国債先物9月物の終値は4銭安の155円16銭。午前10時10分の日銀オペ通知後に一時155円08銭まで下落したが、午後は155円10銭台でのもみ合いが続いた

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 前週末の残存5年超10年以下の大幅減額でも需給は大きく緩まず、順番的に超長期の減額があっても不思議ではないという見方は当然あった
  • 日銀の姿勢から上値を買っていく展開にはなりにくい
  • ただ、世界経済は減速方向という状況で、今月は米欧の金融政策決定会合を控えて緩和観測を背景に円高懸念も残り、きょうの減額だけで売られてしまうという環境でもない

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 3日に10年債、5日には30年債の入札を控えて売りが入りやすい状況
  • 日銀オペ減額は意外感があったが、市場は減額慣れしている面もある
  • 一方、ユーロ・円相場の下落が目立つなど、オペ減額の代償としての円高は覚悟する必要がありそうだ

日銀オペ

  • 対象は残存期間10年超
  • 買い入れ額は10ー25年が1400億円と前回から200億円減額、25年超は400億円に据え置き
  • SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト
    • 10年に近いゾーンの金利を上げて、長期金利のマイナス0.3%割れは容認しないという姿勢が示された
    • 長期金利の変動は操作目標のゼロ%からプラスマイナス0.1%の倍程度と示唆されていたが、さすがに3倍まで許容するとなると臨時会合で変動幅を拡大すべきとの議論になりかねず、日銀はそれをどうしても避けたいものと思われる
  • 備考:過去のオペ結果一覧

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.305%-0.350%-0.265%0.060%0.150%0.165%
前週末比+0.5bp+0.5bp+1.5bp+1.5bp+1.0bp+1.0bp

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