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Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

ECBの追加刺激策の必要性巡り議論活発化-今月の政策委控え

  • オーストリアのホルツマン次期総裁は独蘭の懐疑論に同調
  • スペインのデコス総裁:QE再開含め全ての選択肢残すべきだ
Skyscrapers including the headquarters of the European Central Bank (ECB), left, Commerzbank AG, center, and twin tower headquarters of Deutsche Bank AG, right, stand illuminated at dusk in the financial district in Frankfurt, Germany, on Tuesday, Aug. 13. 2019. Germany’s economy shrank in the second quarter, ramping up pressure on Chancellor Angela Merkel to unleash fiscal stimulus as manufacturers reel from a U.S.-China trade war.
Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

ユーロ圏経済に新たな刺激策が必要かどうかを巡る議論に新たに2人の欧州中央銀行(ECB)当局者が加わった。

  ドイツとオランダのECB政策委員会メンバーが債券購入プログラム再開などのパッケージは不要との見解を示した後、オーストリアの次期中銀総裁、ロバート・ホルツマン氏は8月31日、「追加緩和の提案には一段と批判的な見方を示す公算が大きい」と述べ、タカ派姿勢をうかがわせた。ホルツマン氏は9月1日に総裁に就任した。

  一方、スペイン中銀のデコス総裁は、インフレと成長を回復させるため量的緩和(QE)の再開を含め全ての選択肢を残すべきだと述べた。同総裁は利下げや長期融資などQEの補完的措置は、「効果を最大化するため」の選択肢として維持する必要があるとした。

  ユーロ圏経済は貿易摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不確実性から痛手を受け、製造業セクターは既に不況に見舞われサービス業にも波及する恐れがある。このためECB当局者は9月12日の政策委員会で中銀預金金利について、マイナス金利の深掘りを決めると広く予想されている。

原題:More ECB Officials Pile Into Stimulus Debate as Economy Wilts
ECB’s Newest Governor Adds to Skeptics Doubting Stimulus Push(抜粋)

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