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リスク資産強気に転じる、BofAのブル・ベア指標「買いシグナル」

  • 特に株式と商品に強気、ポジションとハト派的金融政策が後押し
  • ブル・ベア指標は「極端に弱気な」ポジションを示している

2000億ドル(約21兆2400億円)を超える資金が株式市場から流出してようやく、バンク・オブ・アメリカ(BofA)メリルリンチのブル・ベア指標が「買いシグナル」を発した。流れに逆らう買いシグナルは、1月3日以降で初めてとなる。

  BofAメリルは2019年の投資対象として、リスク資産、特に株式と商品に強気だ。投資家が建てているポジションとハト派的な金融政策がこの見方を後押ししていると、マイケル・ハートネット氏らストラテジストが分析。30日のリポートで説明した。貿易戦争はこれまでのところ、金利を押し下げたがリセッション(景気後退)を引き起こしてはいないという。

  「ブル・ベア指標の低下は、新興市場の債券と株式からの資金流出、社債に対する国債の急速な値上がり、 MSCIの国別株価指数の売られ過ぎによるものだ」とリポートは説明。指標は投資家の「極端に弱気な」ポジションを示しているとハートネット氏は指摘した。

  実際に投資家は今年、株式を敬遠し、債券と金へと積極的にエクスポージャーを切り替えた。EPFRの資金フローと資産配分データによると、2040億ドルが株式から引き揚げられた一方、債券には3250億ドルが流入した。過去3カ月だけでも記録的な1600億ドルが債券に流入し、世界的なリセッションへの懸念と、「日本化」が意識されていることを示しているとハートネット氏は指摘した。金には今年、120億ドルが流入し安全資産としてのステータスを強固にした。

  ストラテジストらは19年については強気なものの、20年の見通しはそれほど明るくない。リセッションリスクの高まりと金融政策の機能不全、債券バブルの可能性などを理由に、来年を弱気に見ている。

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原題:BofA Turns Bullish on Stocks, Commodities and Says Time to Buy(抜粋)

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