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Photographer: Akio Kon/Bloomberg
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日銀国債買い入れを大幅減額、長期金利マイナス0.3%警戒との見方

更新日時
The Bank of Japan (BOJ) headquarters stand in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 16, 2019. The BOJ would offer support for a government spending package likely to be unveiled in October when a national sales tax is increased, according to a former central bank official.
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

日本銀行は30日、長期ゾーンの国債買い入れオペを大幅に減らした。新発10年国債利回りが過去最低水準まで接近しており、長短金利操作(イールドカーブコントロール)の一環として、長期ゾーンの過度な金利低下に歯止めをかけたとの指摘が出ている。

  日銀は午前10時10分の金融調節で、残存期間5年超10年以下の買い入れ額を4000億円と通知し、前回のオペから500億円減らした。減額は16日の300億円減に続く今月2回目となる。

  野村証券の中島武信シニア金利ストラテジストは、「減額幅を500億円に増やして実施したのは、今の金融調節方針と金利水準を踏まえればやらざるを得ないと判断したからだろう。下限金利設定オペを見送ったのは、具体的な金利水準を示すのを避けたかったからではないか」と述べた。

  三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミストは、「足元のスピード感で金利低下が進むとマイナス0.3%を超えて止まらなくなるリスクがあったが、長期金利のマイナス0.3%が警戒ラインに定着しやすくなる」と指摘した。

債券は売り優勢

  債券市場ではオペの大幅減額を受けて売りが優勢。長期金利の指標とされる新発10年物国債利回りは一時マイナス0.265%と、前日終値より2.5ベーシスポイント(bp)高い水準に上昇。先物中心限月はオペ通知後に23銭安の155円06銭まで下げた。前日には長期金利がマイナスナス0.29%と過去最低を記録した16年7月以来の水準まで下げ、先物は最高値に接近していた。

  今回の金融調節で同時に通知された残存期間1年以下、1年超3年以下、3年超5年以下の買い入れ額は前回のオペと同額だった。


30日の日銀国債買い入れオペ(金額は億円、程度)

通知額前回オペ比較
1年以下500500変わらず
1-3年40004000変わらず
3-5年36003600変わらず
5-10年40004500▲500
(第2段落以降を追加して更新します)
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