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ECB、QE再開を正当化できるほど景気弱くない-オランダ中銀総裁

  • 利下げにはオープンな姿勢、「検討にふさわしい措置は従来型政策」
  • ドイツ連銀総裁もQE反対、次回政策委員会会合で意見の衝突も

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁は、量的緩和(QE)再開を正当化できるほどユーロ圏経済は弱くないとの認識を示し、景気減速がさらに進まない限りそのような措置を講じるべきではないと言明した。

  一方で、利下げについては態度を決めていないとも述べた。ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁も同様の見解を示しており、ドラギECB総裁が9月12日の政策委員会会合で強力な金融緩和パッケージを計画している場合は、委員会内で意見の衝突が予想される。市場では、ドラギ総裁が利下げとQE再開を発表するとの期待が高まっている。

Dutch Central Bank Annual Press Conference

クノット・オランダ中銀総裁

  クノット氏は29日、アムステルダムで「デフレリスクが再び議題となるようなら、導入する手段として資産買い入れプログラムが適切になると思うが、現在のインフレ見通しを読み取る限りではその必要はない」と主張。「資産買い入れ策を見送るということは、将来実際に緊急事態が起きた際に使える武器を温存することも意味する」と述べた。

  さらに「市場の期待は行き過ぎている」とした上で、「内需の底堅さを守るために景気刺激が正当化されると言うのであれば、検討するにふさわしい措置は従来型の緩和政策、すなわち利下げだと思う」と続けた。

原題:ECB’s Knot Says Economy Doesn’t Yet Warrant Resumption of QE(抜粋)

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