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ラガルドECB次期総裁、見せたハト派の横顔-ドラギ路線踏襲を示唆

更新日時
  • 極めて緩和的な金融政策、当面続ける必要があると言明
  • ECB政策金利にまだ引き下げの余地、一方で副作用にも配慮

11月に欧州中央銀行(ECB)総裁に就任するクリスティーヌ・ラガルド氏は、ドラギ現総裁の路線を引き継ぎ、ユーロ圏のインフレ率を押し上げるため超緩和的な金融政策を維持すると明確なサインを送り出した。

ECB President Draghi and IMF Managing Director Lagarde at Bank Governors Conference

ECB次期総裁就任が決まっているラガルド氏(6月、ドイツで)

  ラガルド氏は29日、欧州議会からの質問に書面で回答。金融政策についてまとまったコメントを出したのは、ECB次期総裁就任が決まって以来これが初めてとなった。ECBには景気の下降局面に対応するための手段が備わっており、必要に応じて活用する準備を整えるべきだと同氏は論じた。外国為替市場ではこれを受けて、ユーロが小幅に下落した。

  ラガルド氏は経済が下振れリスクに直面し、インフレ率も低い難しい状況にあると認め、「予見可能な将来において、極めて緩和的な金融政策を続ける必要があることは明らか」だと主張。「導入する措置の適切な組み合わせは、インフレ見通しに影響する衝撃の性質や金融市場の状況次第ということになる」と論じた。

  ECBの預金金利はすでに過去最低のマイナス0.4%だが、それでもECBには金利を引き下げる余地がまだあるとの認識も示した。ただ、あまりに長期にわたりゼロを大きく下回る金利を維持することで、副作用が生じる恐れがあるとも言及し、金利階層化など銀行に対する影響緩和策を支持する姿勢も見せた。

原題:Lagarde Reveals Dovish ECB View in Hint of Post-Draghi Policies(抜粋)

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