, コンテンツにスキップする
Photographer: Erica Canepa/Bloomberg
cojp

アルゼンチン、約11兆円債務の期日延長目指す-IMFとも交渉へ

更新日時
  • IMFからの債務440億ドル相当の返済についても協議も開始する
  • 短期の流動性ストレスに対応するための措置だと財務相
Pedestrians walk down a street in the financial district of Buenos Aires, Argentina, on Tuesday, Aug. 13, 2019. In the wake of President Mauricio Macri's stunning rout in primary elections over the weekend, investors dumped its stocks, bonds and currency en masse, leaving much of Wall Street wondering whether the country was headed for yet another default.
Photographer: Erica Canepa/Bloomberg

アルゼンチンのラクンサ財務相は28日、通貨ペソが急落し、国債相場が過去最安値に下落するなど混乱する市場の沈静化を図るため、民間投資家と国際通貨基金(IMF)向け債務1010億ドル(約10兆7000億円)相当の支払期日の先延ばしを目指すと発表した。

President Mauricio Macri Swears-In New Economy Minister Hernan Lacunza

ラクンサ財務相

Hernan Lacunza

  アルゼンチン政府は、年内に償還期限を迎える機関投資家向けの短期債130億ドルのうち70億ドル相当の支払いを先延ばしする一方、長めの債券500億ドル相当の「自主的なリプロファイリング(償還期限の延長)」を促す。このうち外国法債券が300億ドル、国内法債券が200億ドル相当を占める。IMFからの債務440億ドル相当の返済についても交渉も開始する。

  同国政府は、国内法に準拠する債券の自主的なリプロファイリングを始める権限を議会に求める予定。外国法に準拠する10年以下の債券は、集団行動条項(CAC)を用いてリプロファイリングに向けた協議を始めることを目指し、金融機関に提案を行うよう要請する。

  声明によると、IMF当局者は28日に発表された措置を「分析中の段階」であり、「流動性の必要に対応し、外貨準備を守るために当局がこれらの重要な手段を講じたことをスタッフは理解している」という。

  ラクンサ財務相は「短期と中期、長期の領域で財政プログラムの見通しをはっきりさせることが政府の目的だ。これは短期の流動性ストレスに対応するためであり、債務の支払い能力の問題に起因するものではない」と述べた。

  アルゼンチン財務省は28日の声明で、民間投資家とIMF向け債務のリプロファイリングについて、「支払期日の調整にすぎないと強調することが重要だ」とした上で、ヘアカット(債務の減免)や利払いの変更はないと説明した。

  • 短期債
    • 15%は満期日に支払い
    • 25%は満期の3カ月後に支払い
    • 残りの60%は満期の6カ月後に支払い
    • 短期債の利払いを政府は継続
    • 個人のリテール投資家は影響を受けない
  • IMF債務
    • アルゼンチンはIMF債務のリプロファイルを目指す
    • アルゼンチンは直ちに協議を開始することを提案したが、結論は次期政権に持ち越しとなる見通し

原題:Argentina Seeks to Extend Maturity of $101 Billion of Debt
Argentina Proposes to Reprofile Debt With Private Holders, IMF
Argentina to Postpone $7b in Short-Term Payments This Year(抜粋)

(IMFの反応を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE