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Photographer: Daniel Acker

フィリップ・モリス、アルトリアと全額株式交換での合併で協議中

更新日時
  • フィリップ・モリスが7.8%安、アルトリア4%安と株価急落
  • フィリップ・モリス:正式な合意に至っていない
Views Of Phillip Morris International Inc. Cigarettes Ahead Of Earnings Figures
Photographer: Daniel Acker

米たばこメーカーのフィリップ・モリス・インターナショナルは、米アルトリア・グループと全額株式交換での合併に向け協議を行っている。両社は10年余り前に分離していた。

  この報道を受け、27日の株価終値はフィリップ・モリスが7.8%安、アルトリアが4%安となった。合併が実現すれば2016年のAT&Tによるタイム・ワーナー買収以来の規模となる。合併の臆測が広がる前の23日の時点での時価総額はフィリップ・モリスが約1264億ドル(約13兆3700億円)、アルトリアが約867億ドル。

  アルトリアは約10年前、高配当や自社株買いの拡大を望む米投資家の圧力に屈する形で、海外たばこ部門のフィリップ・モリスをスピンオフ(分離・独立)させた。またこのスピンオフは、当時喫煙を巡る訴訟で米国内事業が減速する中、より成長の速い海外事業を切り離す方法としても注目された。

  だが時代の流れとともに事業も変化。アルトリアは電子たばこやマリフアナ(大麻)への投資でポートフォリオを多様化させ、紙巻きたばこを吸う人が減る中でも成長の余地が生まれている。

  事情に詳しい関係者が詳細は未公表だとして匿名で語ったところでは、新会社の持ち分比率はフィリップ・モリスが約58%、残りがアルトリア。両社は23日の株価終値をベースにプレミアムなしの取引を検討しているという。6カ月以内の完了を目指しており、資産売却は想定していないと同関係者は述べた。

  フィリップ・モリスは発表文で合併協議について、正式な合意には至っておらず、至ったとしても取締役会と株主、規制当局の承認が必要になると説明。アルトリアも協議について確認する声明を発表した。

原題:Philip Morris in Talks to Reunite With Altria in All-Stock Deal(抜粋)

(株価の動向などを追加して更新します.)
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