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人民元の下落率、月間で94年1月以来の大きさか-下げ過ぎは注意

  • 元は8月に3.9%下げる-対ドルで7元台に突入
  • 人民銀は中心レートを5営業日連続で予想よりも高めに設定

中国人民元の月間下落率が記録的な大きさとなりそうだ。米国との貿易戦争激化が投資家心理を損ねている。

  人民元は8月に入り、3.9%下落。人民元レートが一本化された1994年1月以降で、月間としては最大の下落率となっている。米中の貿易摩擦が激しくなり、元安が進んだ結果、今月は金融危機以来となる1ドル=7元台を付けた。中国の景気減速を示す新たな兆候や追加金融緩和を巡る観測も下落に拍車を掛けた。

  クレディ・アグリコルの新興国市場担当シニアストラテジスト、ダリウス・コワルツィク氏は26日付のリポートで、通商協議が進展している明確な兆しがなければ「中国経済と市場にとって見通しは悪くなるだろう」と予想。短期的には対ドルで7.3元へと下げる可能性があるとした。

  中国人民銀行(中央銀行)が現在の元安に焦りを強めている兆しもある。27日の中心レートは5営業日連続で予想よりも高めに設定した。人民元が持続的に下げれば資本流出が相次ぎ、一段と通貨安が進む恐れがあり、金融の不安定化につながりかねない。

The yuan's August slide has it trading around its lowest since 2008

原題:Yuan Poised for Worst Month on Record After 7 Barrier Broken(抜粋)

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