, コンテンツにスキップする
Subscriber Only

世界最大のウェルスマネジャー、株式弱気に転換-ユーロ圏危機以降初

  • UBSウェルス・マネジメントのヘーフェル氏、米中摩擦を指摘
  • 新興国市場の株式ポジションを新たにアンダーウエートに

運用資産が2兆4800億ドル(約260兆円)余りに上るUBSグローバル・ウェルス・マネジメントはユーロ圏債務危機以降で初めて、株式をアンダーウエートとした。

UBS Global Chief Investment Officer Of Wealth Management Mark Haefale Interview

マーク・ヘーフェレ氏

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

  マーク・ヘーフェル最高投資責任者(CIO)は投資家向けのリポートで、貿易戦争と政治的な不透明性から受ける影響を減らすため、同社は高格付け債との相対で株式の持ち高を低下させたと明らかにした。

  米中の貿易摩擦が昨年激化した後も株式に対して弱気に転じるのを拒んできたヘーフェル氏だったが、「貿易を巡る米中の緊張が再びエスカレートしたことで、世界の経済と市場に対するリスクが増した」と指摘。この見解の変化を反映し、「市場のボラティリティーや貿易摩擦の高まり、世界的な景気鈍化の影響をより受けやすい」新興国市場の株式についてポジションを新たにアンダーウエートにしたと説明した。

  UBSは今月に入り、アジア企業の今年の増益率予想を6.3%から2.8%へと半分以下に引き下げた上で、台湾と韓国は貿易とテクノロジーの依存度が大きいため減速のあおりを大きく受ける可能性が高いとの見方を示していた。

  ただ、ヘーフェル氏は「大幅な株式のアンダーウエートには反対」と付け加え、米国は来年にリセッション(景気後退)を回避できるとの予想を維持した。

Emerging market stocks have erased year-to-date gains

原題:The World’s Largest Wealth Manager Just Turned Bearish on Stocks(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE