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Photographer: Jason Alden/Bloomberg
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トルコ・リラが対円で一時12%急落-個人投資家の損切りか

アジア時間26日の取引で、トルコ・リラが対円で12%急落する場面があった。新興国通貨の取引でリラ・円は日本の個人投資家の間で最も人気のあるペアの一つだが、投資家が損切りによるポジション解消を余儀なくされたのは今年2度目。

  リラはこの日、下落して始まっていたが、外国為替証拠金(FX)取引業者が顧客ポジションの強制ロスカットの執行を通常開始する日本時間7時20分ごろに加速した。外為どっとコムのデータによると、25日時点で同社顧客のリラ・円ポジション全体の89%がロング、11%がショートだった。

  今回のリラ安は米中貿易戦争の激化で安全資産の需要が高まったことがきっかけ。日本の個人投資家は、1月にもアジア時間午前に円が全面高となった際にリラの「フラッシュクラッシュ(瞬時の急落)」に見舞われた。

  上田ハーローの外貨保証金事業部の山内俊哉マーケット企画部長は、日本の個人投資家のリラの買いポジションが増えてきていたのは事実だと指摘。「トルコ・リラはボラティリティーが高い通貨なので、18円や17円割れのストップロスがトリガーを引いたと思う」と話した。

Turkish lira slumps as much as 12% against yen amid thin liquidity

  リラは一時1リラ=16.1485円まで下げた。午前10時43分現在では1.4%安の18.0510円。対ドルでも一時9.9%下落した。

  金融先物取引業協会の最新データによると、トルコ・リラは日本の個人投資家の間で7月に最も活発に取引された新興国通貨で、リラ・円の取引金額は1兆3900億円だった。

原題:
Lira’s Sudden Crash Catches Japan’s Mom-and-Pop Investors Again(抜粋)

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