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ブラード総裁、保険としての追加利下げ支持-ジャクソンホール会合

米ワイオミング州ジャクソンホールでは22-24日の日程でカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムが開かれており、世界各地から金融政策当局者が集まっている。

  今年は、金融市場でのボラティリティー上昇やリセッション(景気後退)懸念の強まり、世界的な貿易関係の緊張といった環境下での開催となった。23日には、中国が合計750億ドル(約8兆円)相当の米国製品に追加関税を課すと発表。両国の貿易戦争が一段とエスカレートした。

  そうした中、セントルイス連銀のブラード総裁は、金融当局は「保険」としての追加利下げを実施する必要があると発言。0.25ポイントを上回る引き下げを支持する可能性を示唆した。

  総裁は23日、ジャクソンホールでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「50(ベーシスポイント=bp)引き下げが活発に議論される見通しで、選択肢として浮上しつつあると思う。ただ市場の基本シナリオが25bpというのは明らかだ」と述べた。

  米金融当局は世界の製造業減速や米中貿易戦争の影響を緩和する必要があると、ブラード総裁は指摘。1990年代半ばに当時のグリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の下で政策金利を75bp引き下げた状況を例に挙げた。

  「1990年代にはそう対応した。われわれが最終的にどこに行き着くのかは分からない」と述べた。

  これより先には米経済専門局CNBCのインタビューにも応じ、「世界の製造業活動が縮小しつつあるという事実は、どれほどのリスクをわれわれにもたらしているだろうか」と問い掛け、「ある程度の下振れリスクが存在する。私としては下振れリスクに備えてもっと保険を掛けたい」と述べた。

  ブラード総裁は連邦公開市場委員会(FOMC)の中でハト派寄りと認識されている。

原題:Fed’s Mester Open to Keeping Rates on Hold: Jackson Hole Update(抜粋)

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