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アルゼンチン当局、通貨防衛を表明-IMFは近く代表団派遣へ

  • 先週の取引レンジ内にペソ相場の変動を抑制へ-ラクンサ財務相
  • 中銀はペソ相場への介入続け、インフレ抑制策を追加する方針-総裁

アルゼンチンは先週急落した通貨ペソの安定化に向けて「あらゆる可能な手段」を行使すると表明した。国際通貨基金(IMF)は「早期に」同国に代表団を送ることを明らかにした。

  ラクンサ新財務相は就任後初の記者会見で、政府が通貨を先週の1ドル=45.2-60.4ペソのレンジ内に維持するよう取り組むと述べた。ペソは20日に0.46%上昇し54.75ペソを付けた。19日のブエノスアイレス市場は祝日で休場だった。

President Mauricio Macri Swears-In New Economy Minister Hernan Lacunza

ブエノスアイレスで記者会見したラクンサ新財務相(8月20日)

  ラクンサ財務相は「現在の為替レートが均衡値よりも弱いと信じる理由がある」と述べ、「ボラティリティー上昇や下落傾向を容認すれば、不確実性とインフレ圧力を高めるだけだ」と指摘した。

  アルゼンチン・ペソとソブリン債は8月11日の大統領選挙予備選で、野党で左派のアルベルト・フェルナンデス氏が最有力候補に浮上したのを受け過去最安値に急落した。投資家はフェルナンデス氏がIMFや債券保有者と債務について再交渉を目指すと懸念している。

  ただ、フェルナンデス候補は20日のラジオインタビューで「誰もデフォルト(債務不履行)を望まない」と述べ、対外債務を履行する考えを示したことから、アルゼンチン債相場は同日遅くに若干持ち直した。

  ラクンサ財務相の会見直後、アルゼンチン中銀のサンドレリス総裁は記者団に、政府が中銀と協力してペソのボラティリティー抑制に取り組んでいると発言。中銀がペソ相場への介入を続け、インフレを抑える追加策を導入する方針を示した。

  IMFのライス報道官は声明で、IMFの代表団が「早期に」ブエノスアイレスを訪問する準備を整えていると述べた。IMF代表団は当初、アルゼンチン向け融資の5回目の審査を完了するため今週同国入りする予定だった。

原題:Argentina Pledges to Defend Currency as IMF Plans Trip Soon (2)(抜粋)

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