コンテンツにスキップする
Subscriber Only

トランプ大統領、議会承認なしでキャピタルゲイン減税を命令可能

  • トランプ大統領:キャピタルゲイン税のインフレ調整を検討してきた
  • トランプ氏が議会承認なく行動すれば法的な異議申し立て受ける公算

トランプ米大統領は、キャピタルゲインをインフレで調整して減税することは議会承認なしでできるとの認識を示した。同案はホワイトハウスは何カ月にもわたり検討してきたもので、主に富裕層に恩恵を与える。

  トランプ大統領は20日にホワイトハウスで記者団に対し、「インフレ調整について話し合ってきた。多くの人々がインフレ調整を好んでおり、極めて簡単に実施可能だ。私が直接行うことができる」と語った。

President Trump Hosts Romanian President Klaus Iohannis At White House

トランプ大統領(20日、ホワイトハウスで)

   

  しかし、シンクタンクのタックス・ファンデーションによると、キャピタルゲイン税をインフレ調整しても経済成長を促進する効果はほとんどなく、長期的に経済規模を0.11%増加させるにとどまるという。

  規則や行政命令によるキャピタルゲイン税の改正は、法的な異議申し立てに直面する可能性が高く、こうした懸念を受けてブッシュ(父)政権は同様の計画を断念したと伝えられている。

  キャピタルゲインのインフレ調整では、株式や不動産などの資産売却時に取得価格を物価調整し、インフレによる値上がり分については税金を支払わずに済むため減税となる。ペン・ウォートン・バジェット・モデルの2018年の試算によると、その恩恵の大部分は高額所得世帯に向かい、上位1%が恩恵の86%を受けるという。

原題:Trump Says He Can Order Capital Gains Tax Break Without Congress(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE