コンテンツにスキップする

香港のCKアセット、英パブ運営グリーン・キング買収へ-3500億円

  • 買収提示額はグリーン・キング株の16日終値を約51%上回る水準
  • 若者のビール離れなどで、英国内ではパブの閉店が続いている

香港の富豪、李嘉誠氏が創業した長江実業集団(CKアセット・ホールディングス)は英パブ運営のグリーン・キングを27億ポンド(約3500億円)で買収することに合意した。

  CKアセットが提示した買収額は、グリーン・キング株1株当たり850ペンス相当で、16日の終値を約51%上回る。グリーン・キング株は19日の英株式市場で一時865.8ペンスまで急騰。同社はビールの醸造も手掛ける。

  数十億ポンド規模のパブ関連の取引は今夏2件目。10月の英国の合意なき欧州連合(EU)離脱が現実味を増す中、ポンドが下落し英国資産は海外投資家にとって安価となりつつある。香港では「逃亡犯条例」改正案に端を発した抗議活動が10週以上にわたり続いている。

  英国のパブは若者のビール離れや、家で楽しむ節約志向のミレニアル世代など夜の過ごし方の変化を背景に厳しい環境にあり、閉店が続いている。同国で2700以上のパブ、レストラン、ホテルを運営するグリーン・キング株は、今回のニュースが発表されるまでの4年間に、時価総額の3分の1以上を失っていた。国家統計局(ONS)によると、この20年間で国内のパブの約4分の1が閉店している。

  CKアセットは発表文で、同セクターは収益性を維持しキャッシュフローを生み出し続け、英国文化の重要な一部であり続けると指摘。グリーン・キングは確たる地位を築いており、魅力的な不動産資産と財務面での弾力性も有すると説明した。

原題:Li Ka-shing Firm to Buy Brewer Greene King for $3.3 Billion (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE