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ボストン連銀総裁、追加利下げ正当化には景気減速の証拠必要

  • ローゼングレン総裁、消費堅調で米経済は年後半に2%成長に近づく
  • 金融政策の目標はイールドカーブを正すことではない

米ボストン連銀のローゼングレン総裁は、貿易や世界経済成長の減速が米経済を著しく落ち込ませると確信してはいないと述べ、追加利下げには引き続き反対の姿勢を示した。

  ローゼングレン総裁は19日にブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「年後半に2%成長にかなり近づく公算が大きいだろう」と述べ、 「緩和に前向きになる事態はないと言っているわけではない。景気がもっと減速に向かっているという証拠を目にしたいだけだ」と語った。

ボストン連銀のローゼングレン総裁、現時点では政策措置の必要ないとコメント

  今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つローゼングレン総裁は、7月31日の会合で利下げに反対票を投じたメンバー2人のうちの1人だった。

  同総裁は世界経済の減速や金融市場の不安定さ、英国や香港での地政学的リスクなど「心配すべきことが多く」あるとしつつも、回復力ある消費が米国の国内総生産(GDP)をけん引し続けるとの予想を示した。

  その上で、「米経済が好調なら、他国が不振だからという理由だけで米国も金融政策を緩和すべきということにはならない」と述べ、それぞれ自前の政策措置を通じて「中国と欧州が景気拡大を図る方がずっと効率的だ」と話した。

  先週の取引で米2年債利回りを一時下回った10年債利回りの最近の急低下については過度に心配してはいないとし、「金融政策の目標はイールドカーブを正すことではなく、失業率とインフレ率の適正化だ」と指摘。利下げを促すような失業率の将来の劇的な上昇を米国債利回りが示唆しているとは確信してはいないと付け加えた。

原題:Fed’s Rosengren Wants Evidence of Slowdown to Justify Rate Cut(抜粋)

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