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米国債、逆イールドから遠ざかる-米財務省が100年債発行を検討

  • ドイツでも財政出動の思惑で30年債利回りが上昇
  • 「利回り3.5-4%の米国債あれば非常に魅力的」-M&G

19日の債券市場で米国債イールドカーブは逆転から遠ざかった。米政府が100年債の発行を検討していることが分かり、長期債に売りが出た。

  米国債利回りは先週、長短が逆転する逆イールド現象が発生。リセッション(景気後退)が12-18カ月後に迫っているのではないかとの議論を呼んだ。19日には10年債と30年債の利回りが短期の債券よりも大幅に上昇し、イールドカーブはスティープ化した。米財務省は16日に、50年債または100年債を発行する可能性について投資家の意見を聞く方針を明らかにした。

U.S. yield curve steepens amid prospect of ultra-long debt

  政府が近い将来に米国債の最長年限を現在の30年から引き上げる可能性は低いものの、50年債や100年債が発行されれば米国債イールドカーブの形状を恒久的に変えることになると、債券トレーダーらは述べた。19日は欧州でも、ドイツ政府が財政出動を準備しているとの関係者情報を背景に、30年債の利回りが上昇した。

  INGグループのシニア金利ストラテジスト、 アントワーヌ・ブーヴェ氏は「現在の市場では売りが激しくなる可能性がある」と指摘。「貿易面でいくつかの前向きな展開があり、財政政策の議論がやっとドイツでも始まったように見える。しかしいずれについても判断するのはまだ早そうだ」と話した。

  ロンドン時間午前11時45分までに、30年物米国債利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.11%となった。16日は6bp上昇していた。2年債と10年債の利回り差は9bpに拡大。14日には長短が逆転していた。ドイツ30年債利回りも8bp上昇のマイナス0.14%を付けた。

  先週は世界中で長期債利回りが低下し、投資家は利回りを探し求めている。米国がより長期の債券を発行すれば、この要求を満たし、長期にわたって低い借り入れコストを確実にすることが可能になる。

  M&Gのマネーマネジャー、トリスタン・ハンソン氏はブルームバーグテレビジョンに対し、「利回り3.5-4%の米国債があったら、今の時点では非常に魅力的だろう」 と語った。

原題:U.S. Yield Curve Moves Away From Inversion on Century Bond Hints(抜粋)

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