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超長期債が下落、欧米金利反発やあすの20年入札警戒ースティープ化

更新日時

債券相場は超長期ゾーンを中心に下落。ドイツの財政出動に関する報道を受けた景気対策期待から先週末の欧米金利が反発したことに加えて、あすの20年国債入札に対する警戒感から売りが優勢となり、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

  • 新発20年債利回りは前週末比1.5ベーシスポイント(bp)高い0.095%。一時0.105%と、9日以来の高水準
  • 新発30年債利回りは一時0.21%、新発40年債利回りは0.245%と、ともに約1週間ぶり水準まで上昇
  • 長期国債先物9月物の終値は横ばいの154円85銭。午前に154円72銭まで下落した後、持ち直し、引けにかけて一時154円86銭とプラス転換
  • 新発10年債利回りは1bp高いマイナス0.23%

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • ドイツで財政出動の話が出始めており、金融政策が限界的になる中で予想された方向の話だが、長期金利の低下を抑える要因にはなる
  • 20年入札に向けた調整は想定通り。先週は20年金利がゼロ%に近づき、さすがにマイナス金利は抵抗感がある。0.1%台まで戻せば需要も出てくる
  • 超長期ゾーンしか買うところがないので、強気相場で金利が低下していくのも仕方ないが、先週はややはしゃぎ過ぎ。利回り低下が過度に進めば売りも出る

国債買い入れオペ

  • 対象は残存1年超3年以下と3年超5年以下、買い入れ額はそれぞれ4000億円と3600億円で前回から据え置き
  • 応札倍率は1ー3年が2.25倍と2017年11月以来、3ー5年は2.06倍と4月以来の低水準
  • 岡三証の鈴木氏
    • 先週末は10年金利のマイナス0.25%が意識されオペが減額されたが、現物を売れる人が少ない状況は続いており需給はタイト
    • 円高進行が止まる中、日銀は状況を見極めながら、どういう対応ができるか考えているだろう
  • 備考:過去の国債買い切りオペの結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.285%-0.325%-0.230%0.095%0.205%0.230%
前週末比-0.5bp-0.5bp+1.0bp+1.5bp+2.5bp+2.5bp
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