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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が上昇、国債下落-欧州の刺激策に期待

A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, Jan. 29, 2018. All major U.S. stock indexes declined and Treasuries extended a selloff that's taken yields to the highest since early 2014 as traders gear up for a hectic week of data and policy announcements.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

16日の米株式市場ではS&P500種株価指数とダウ工業株30種平均が続伸。貿易を巡る小競り合いが一服した傍ら、経済低迷が続いた場合には欧州当局が刺激策を講じるとの観測が高まった。米国債は長期債が反落、利回りが数年来の低水準から上向いた。

  • 米国株はS&P500とダウ平均が続伸、欧州の景気刺激策に期待
  • 米国債は長期債が反落、10年債利回り1.57%
  • NY原油は反発、米中懸念和らぎ週間ベースでも上昇
  • NY金は反落、株の上昇で安全逃避需要が後退

  S&P500種は上昇率が1%を超え、8月初めからの高ボラティリティー傾向が持続した。ドイツ政府はリセッション(景気後退)入りした場合には財政赤字覚悟で対応する用意だとの独誌シュピーゲル報道が強気派を支えた。S&P500種は週間ベースでは1%安。

  S&P500種株価指数は前日比1.4%高の2888.68。ダウ平均は306.62ドル(1.2%)高の25886.01ドル。ナスダック総合指数は1.7%上昇。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.57%。

  エヌビディアの第2四半期売上高と利益が予想を上回ったことを受けて、この日は半導体株の上昇が目立った。国債利回り曲線がスティープ化したことから銀行株も高い。農機メーカーのディアは、貿易戦争の売上高押し下げ効果などを理由に業績見通しを下方修正したが、株価は上昇した。

The S&P 500 has closed above or below 1% multiple times this month

  パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の米国担当エコノミスト、ティファニー・ワイルディング氏は「米金融当局は現在の景気拡大を持続させるために、追加緩和を実施する必要がある」と、ブルームバーグテレビジョンに対しコメント。「景気下降を食い止められるかどうかについて、疑問視する見方も出ている。最終的に当局にはそれが可能だと、われわれは考えている」と話した。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は40セント(0.7%)高の1バレル=54.87ドルで終了。週間ベースでも0.7%高。米中貿易摩擦緩和の兆しで市場のセンチメントが落ち着いたことから、3週ぶりの上昇となった。ロンドンICEの北海ブレント10月限は41セント高の58.64ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ドイツ政府には財政赤字覚悟で対応する用意があるとの報道を受け、世界経済の成長懸念がやや和らいだ。米中首脳は近く電話で貿易問題を協議するとトランプ氏が述べたことも、株式など高リスク資産の需要回復を促した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.5%安の1オンス=1523.60ドルで終了。週間ベースでは1%高と6週連騰。

原題:Stocks Rise, Treasuries Fall on Stimulus Bets: Markets Wrap(抜粋)
Oil Posts Weekly Gain as Trump Signals Possible Trade Detente
PRECIOUS: Gold Slips as Rally in Stocks Weakens Haven Demand

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