コンテンツにスキップする

ドル・円106円台前半、市場の関心は来週の米FRB議長の講演に

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円台前半で小動き。日本銀行が長期国債買い入れオペを減額し、金利低下を抑制する姿勢を示したものの、相場の反応は限定的だった。市場関係者からはむしろ来週23日に行われるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に関心を示す声が聞かれた。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時現在、前日比ほぼ変わらずの106円10銭。106円03銭まで売りが先行した後、106円27銭まで一時戻したが、再び弱含んだ
  • ユーロ・ドルはほぼ変わらずの1ユーロ=1.1104ドル。ユーロ・円はほぼ変わらずの1ユーロ=117円81銭

市場関係者の見方

りそな銀行市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

  • 日銀オペは減額も織り込まれていた可能性があり影響は限定的。減額ペースを速めなければ為替相場は反応しようがない
  • ドル・円は欧米金利が低下する中で意外と底堅い。欧米金利対比で日本の金利低下が限定的でドル・円の上値を抑制。一方、金融緩和期待で欧米金利が下がっている面もあり、それがリスク資産やドル・円を支えている面も

静岡銀行NY支店マーケット担当の吉田真康氏

  • 米株と米金利の位置関係からすると、ドル・円が上値を試すのは厳しく、まだ105円割れの警戒の方が強い
  • ただ、米金利は予想上回る経済指標やFRBから利下げを明確化する発言がない中で下げており、いったん戻す可能性
  • もう一段の悪材料がなければドル・円の105円割れは難しいが、来週のパウエル議長講演を控えて下値を売り込みづらい状況ではある
今週のドル・円の推移

背景

  • 新発10年物国債利回りは一時マイナス0.255%と2016年7月以来の低水準を更新した後、前日の引け利回り近辺に戻す展開。日銀は定例金融調節で、残存期間5年超10年以下の国債買い入れを前回から300億円減額した
  • FRBはパウエル議長が23日午前10時(日本時間同日午後11時)から、カンザスシティー連銀が主催するワイオミング州ジャクソンホールでの年次シンポジウムで金融政策の課題に関して講演すると公表
  • 日経平均株価は前日比13円高で取引を終えた。米10年国債利回りは時間外取引で約2bp上昇の1.550%
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE