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Photographer: Akio Kon/Bloomberg

長期金利3年ぶり低水準、日銀買い入れオペ減額も反応限定的

更新日時
Pedestrians walk past the Bank of Japan (BOJ) headquarters in Tokyo, Japan, on Monday, July 8, 2019. Governor Haruhiko Kuroda said extremely low interest rates will be kept in place until at least around next spring while the bank will keep an eye on risks for price momentum.
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

長期金利の指標とされる新発10年物国債利回りが16日、2016年7月以来の低水準を更新した。日本銀行は同日の定例金融調節で、残存期間5年超10年以下の国債買い入れを前回から300億円減額したものの、現物債の需給逼迫(ひっぱく)を緩和させるまでには至っていない。

  債券市場では、世界的な景気の先行き懸念を背景にした金利低下の流れを受け、国内の国債利回りも下げている。この日は長期金利が朝方にマイナス0.25%と3年ぶりの水準まで達していたことから、日銀が国債買い入れオペをどの程度減らして金利低下を抑制する姿勢を示すかが市場で注目されていた。

  野村証券の中島武信シニア金利ストラテジストは、日銀オペが債券相場に与えた影響について、「300億円の減額だけでは市場金利低下を止めることはできない」と指摘。「減額幅は市場予想通り」とした上で、「後はオペ結果の公表で一部の応札が除外されるようなことがあるかどうか」だと話した。   

16日の日銀国債買い入れオペ(金額は億円、程度)

通知額前回オペ比較
5-10年45004800▲300

  新発10年物国債355回債の利回りは、午前10時10分の日銀オペ通知後に一時マイナス0.255%を付け、3年ぶり低水準を2日連続で更新したが、前日終値との比較では1.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)程度にとどまっている。

  BNPパリバ証券の井川雄亮債券ストラテジストは、長期金利がマイナス0.25%割れでも数100億円程度の減額しかしなければ一段と金利低下が進むと見込まれるとリポートで指摘していた。

長期金利低下に関する記事はこちらをご覧ください。

(第2段落以降を追加して更新しました)
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