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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
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米国株が反発、10年債利回りは一時1.5%割れ

更新日時

15日の米株式市場では、S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均がもみ合いの末に反発。世界経済がリセッション(景気後退)に陥るとの懸念から、米国債利回りは数年ぶりの低水準に達し、10年債は3年ぶりに1.5%を下回る場面があったほか、30年債は史上初の2%割れとなった。

  • 米国株はS&P500種とダウ平均が反発、ナスダック総合は小安い
  • 米国債は大幅続伸、10年債利回りが一時1.5%割れ
  • NY原油は続落、貿易戦争受けた需要冷え込みを懸念
  • NY金先物は続伸、1オンス=1531.20ドルで終了

  S&P500種はこの日も日中高値と安値の差が1%余りと変動が大きかった。ウォルマートの好決算と予想を上回る小売売上高が強気な見方につながった。一方、「コーチ」ブランドを展開するタペストリーは売上高低迷を受けて急落。ゼネラル・エレクトリックは財務諸表に問題があるとの指摘が響いて大幅安。シスコシステムズは暗い売上高予想を示したことで売りが膨らんだ。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%高の2847.60。ダウ工業株30種平均は99.97ドル(0.4%)高の25579.39ドル。一方、ナスダック総合指数は0.1%低下。ニューヨーク時間午後4時58分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.53%。

  米中貿易摩擦はこの日も金融市場に大きな影響を及ぼした。中国が米国の追加関税を目前に報復行動を示唆した後、株安が加速した。トランプ米大統領は、中国とのいかなる通商合意も「われわれの条件」に基づくものでなければならないと述べた。

  トリムタブズ・アセット・マネジメントの運用担当者、ジャネット・ジョンストン氏は「貿易戦争に関し、多くの複雑なシグナルが発せられている。米国と中国の両方から見解が出ており、それが強硬な場合も、語調がさほど強くないこともある。なかなか整理しづらい」と話した。

  ニューヨーク原油先物相場は1週間ぶりの安値。米原油在庫の増加に加え、中国が米国の追加関税導入を目前に報復行動を示唆し、貿易戦争で需要が冷え込むとの懸念が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は76セント(1.4%)安の1バレル=54.47ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は1.25ドル安の58.23ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.2%高の1オンス=1531.20ドルで取引を終えた。金スポット価格も続伸。ニューヨーク時間午後2時7分現在、0.5%高の1523.52ドルとなっている。

原題:Stocks Rise, Treasuries Surge in Volatile Day: Markets Wrap
Oil Falls to Lowest in a Week as Trade War Ratchets Up (Correct)
SPDR Gold Fund Assets Surge as ETFs Help Propel Metal’s Rally

(第4・5段落に追加情報を挿入、相場を更新します.)
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