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Photographer: Akio Kon/Bloomberg

債券下落、弱めのオペ結果や米金利反発でー超長期に反動売りとの声も

更新日時
The Bank of Japan (BOJ) headquarters stand in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 16, 2019. The BOJ would offer support for a government spending package likely to be unveiled in October when a national sales tax is increased, according to a former central bank official.
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

債券相場は下落。長期金利は約3年ぶりの低水準を付けた後、上昇に転じた。前日に欧米金利が一段と低下したことを受けて買いが先行したものの、その後は日本銀行が減額して実施した国債買い入れの結果が弱めだった上、米国長期金利が時間外取引で上昇したことを受けて売りが優勢になった。

  • 長期国債先物9月物の終値は6銭安の154円85銭。午前の日銀オペ通知後に一時155円01銭と最高値に接近も、午後は154円79銭まで下落
  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.235%。午前はマイナス0.255%と、2016年7月以来の低水準
  • 新発20年債利回り一時2bp上昇の0.085%、新発30年債利回りは3bp高い0.185%まで上昇

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 日銀オペの結果が午前の水準に比べて弱めだった上、東京時間に米国債先物が売られたことが午後の相場に影響した
  • 超長期ゾーンは先週半ばからブルフラット(平たん)化していたので反動もあるだろう
  • もっとも、日銀がオペを減額した効果はなく、来週も大幅な金利上昇は見込みづらい

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • オペ減額は日銀がメッセージを出さなくてはしょうがなかったということ
  • 下限利回り設定の買い入れよりはましということで、市場は金利低下で反応した
  • ただ、金利低下スピードが速かったので、いったん益出し絡みの売りはあるだろう

国債買い入れオペ

  • 対象は残存5年超10年以下、買い入れ額は4500億円と前回から300億円減額
  • 応札倍率は前回2.56倍を上回る3.00倍、案分落札利回り格差はマイナス0.007%
  • SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
    • 思ったより弱めの結果だったので、午後に売りが出た
    • 先物がかなり割高化する中で、10年カレント債近辺がオペに入りにくくなっており、需給も逼迫(ひっぱく)しにくい
  • 備考:過去の国債買い切りオペの結果一覧

背景

  • 15日の米10年国債利回りは5bp低下の1.53%程度で終了、一時1.47%台と16年8月以来の低水準。この日の時間外取引は1.55%台に上昇
  • 15日のドイツ10年国債利回りはマイナス0.71%程度と過去最低更新

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.280%-0.320%-0.235%0.085%0.185%0.190%
前日比+0.5bp横ばい+0.5bp+2.0bp+3.0bp+1.5bp
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