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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が急落、ダウ800ドル安-逆イールドに

更新日時
Pedestrians pass in front of a Charles Schwab Corp. branch on Wall Street near the New York Stock Exchange.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

14日の米株式相場は大幅反落。主要株価指数が今年有数の下落率となる一方、米国債は大きく値上がりした。世界経済減速の兆候が重なり、リセッション(景気後退)懸念が広がった。

  • 米国株は大幅反落、米国債逆イールドを警戒-金融株が安い
  • 米国債は大幅反発、2年債利回りが一時10年債利回りを上回る
  • NY原油は大幅反落、米在庫増が予想外に増加-株安も売り材料
  • NY金先物は反発、経済見通し不安で逃避需要

  S&P500種株価指数が3%近く下げたほか、ダウ工業株30種平均は800ドル安と今年最大の下げとなり、構成30銘柄が全て下落。2007年以降で初めて10年債の利回りが2年債利回りを一時下回ったことで、株安に拍車が掛かった。30年債利回りは過去最低水準に達した。業種別ではゴールドマン・サックスをはじめとする金融株の下げが目立った。

  S&P500種株価指数は前日比2.9%安の2840.60。ダウ平均は800.49ドル(3.1%)安の25479.42ドル。ナスダック総合指数は3%低下。ニューヨーク時間午後4時50分現在、米10年債利回りは12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.58%。

  FTSEラッセルの世界市場調査担当マネジングディレクター、アレック・ヤング氏は「米中貿易を巡る不透明性が根強い中で、まず売ってあとで疑問を解消させる傾向が投資家の間で強まっている」とコメント。「ボラティリティーを反転させられるのは、世界経済の成長が底入れしたことを告げる確かな証拠しかないようだ」と語った。

  米国債は大きくブルフラット化。中国と欧州の弱い経済指標で世界経済に対する懸念があらためて強まり、株安が加速したのが背景。米10年債の2年債に対するプレミアム(上乗せ利回り)は一時マイナス1.92bpとなる場面があった。

U.S. and U.K. yield curves invert for the first time since the financial crisis

  ニューヨーク原油先物相場は大幅反落。世界的な株安となったことや、米原油在庫が予想外に増加したことで、景気減速懸念が強まった。エクセル・フューチャーズのマーク・ワゴナー社長は、投資家には「ろうばいが見られる」と指摘した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は1.87ドル(3.3%)安の1バレル=55.23ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は3%安の59.48ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。中国とドイツの経済統計を手掛かりに世界経済の見通し不安が広がる中、逃避先資産に資金が流れた。米中貿易摩擦は緩和の兆しが出ているが材料視されなかった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.9%高の1オンス=1527.80ドルと、中心限月としては2013年4月以来の高値で終えた。

原題:U.S. Stocks Tumble as Economic Worries Mount: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Flatten as Global Distress Mounts, Stocks Slide
Oil Slips as Swelling Stockpiles Alarm Already-Panicked Market
PRECIOUS: Gold Closes at Fresh Six-Year High Amid Haven Demand

(第4・5段落に追加情報を挿入、相場を更新します.)
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