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Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

6月機械受注は13.9%増、2カ月ぶりプラス-7~9月は減少予想

更新日時
  • 国内向け鉄道車両など複数の大型案件が全体を押し上げ-内閣府
  • 製造業では設備投資に近いところが悪く、先行き楽観せず-農林中金
Gears are displayed at the Kohara Gear Industry Co. factory in Kawaguchi, Japan, on Tuesday, Feb. 12, 2019. Japan is scheduled to release fourth-quarter gross domestic product (GDP) figures Feb. 14.
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

6月の機械受注は、民間設備投資の先行指標となる船舶・電力を除く民需の受注額が前月比13.9%増と、2カ月ぶりのプラスとなった。市場予想では1.0%減少が見込まれていた。基調判断は「持ち直しの動きがみられる」に据え置かれた。内閣府が14日発表した。

キーポイント
  • 6月の民需(船舶・電力除く)の受注額は前月比13.9%増の9603億円-市場予想1.0%減
    • 製造業は1.7%減の3644億円-2カ月連続マイナス
    • 非製造業は30.5%増の6147億円-2カ月ぶりプラス
    • 受注額の前年同月比は12.5%増-市場予想1.1%減
  • 外需の受注額は前月比6.7%増の8555億円-3カ月ぶりプラス
  • 基調判断は「持ち直しの動きがみられる」-3カ月連続

  • 4-6月期の民需(船舶・電力除く)は前期比7.5%増-3四半期ぶりプラス
  • 7-9月期の見通しは6.1%減
前月比

エコノミストの見方

農林中金総合研究所の南武志主席研究員:

  • 製造業はやっぱり減っていて、一方で非製造業が強い。中でも運輸・郵便が一時的に倍増している。それ以外は大したことはない
  • 人件費が上がっているし、人手不足で省力化を相当やらないといけないということ。当然ここが落ちて普通に戻れば減ってしまう
  • 製造業の中身を見ても汎用機械とかそういう設備投資に近いところが悪いので先行きを楽観視してない
  • 今は消費増税前、それに向けて駆け込み的な動きも多少はあるかもしれない
  • 今のところ消費も悪くなく、設備投資もしっかりしているが、10月以降景気のけん引役が不在になる時期が出てくる。中国も減速しているので、外需は期待できないと思う

詳細

  • 6月のコア機械受注は、2005年4月(新産業分類への変更時)以降で最も高い伸び-内閣府担当者
    • 受注額は18年8月以来の大きさ
  • 6月は大型受注が8件あり、合計の受注額は1150億円。全体を押し上げた-内閣府
    • このうち4件は全て国内向けの鉄道車両で、船舶・電力を除く民需に含まれる
    • 大型受注は一部堅調な内需によるものとみられる
  • 非製造業の受注が大幅増、運輸業・郵便業や金融業・保険業が伸びる-内閣府

背景

  • 7月の工作機械受注額(速報値)は前年同月比33%減と、10カ月連続で前年を下回った
  • 4-6月期の国内総生産(GDP)速報値は前期比年率1.8%増と、3四半期連続のプラス成長。個人消費や設備投資など堅調な内需が外需の弱さを補った
(詳細を追加し、エコノミストコメントを差し替えて更新しました.)
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