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Photographer: Akio Kon

円など逃避通貨安い、貿易巡る懸念緩和でリスク選好

更新日時
Japanese 10,000 yen banknotes are arranged for a photograph in Kawasaki, Kanagawa Prefecture, Japan, on Tuesday, July 9, 2013. Economists are ditching forecasts for the Bank of Japan to further expand its record easing this year amid signs that a recovering economy may spur inflation.
Photographer: Akio Kon

13日のニューヨーク外国為替市場では、円など逃避通貨が大きく下落。米国が10%の対中追加関税を巡り一部品目の発動延期を発表したことを受け、リスク選好の取引が優勢となった。米中両国は貿易問題を巡り電話で協議し、2週間以内に再協議することで合意した。

  • 円は主要10通貨全てに対して値下がり。対ドルでは一時1.6%安と、2017年1月以降で最大の下げ。対豪ドルでは一時2.6%下落した。スイス・フランも幅広い通貨に対して下落
  • 逃避通貨は対ドルで8月1日からの8営業日のうち、7営業日で上昇していた。トランプ大統領は1日、現時点で制裁関税の対象となっていない中国からの輸入品3000億ドル(約32兆2300億円)相当に9月1日から10%の追加関税を課すと発表していた
    • 13日に発表された一部品目の発動延期措置では、対象にホリデーシーズンのショッピングでの人気商品が多く含まれた。トランプ大統領は、発動延期はホリデーシーズンへの影響を避けるためだと説明した
    • CIBCの北米為替戦略責任者、バイパン・ライ氏は一部品目の発動延期について、トランプ政権としては「非常に大きなステップ」であり、「短期的にリスクオンが優勢になることを示唆する」と分析
Yen seeing unwind after massive move to havens in August
  • ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%上昇
  • 香港国際空港では、抗議運動を続けるデモ隊に対応するため警察が空港内に進入。この報道を手掛かりに、円はやや下げを縮めた
  • ニューヨーク時間午後4時53分現在、円は対ドルで1.4%安の1ドル=106円74銭
  • ユーロは対ドルで0.4%下落し1ユーロ=1.1172ドル
  • 7月の米消費者物価指数(CPI)のコア指数が市場予想を上回る伸びを示し、ドルは朝方に一時大きく上げる場面があった

欧州時間の取引

  欧州時間は、ドルとスイス・フランが高い。フランはユーロに対して約2年ぶり高値を付けた。市場では貿易を巡る懸念やイタリアの政治情勢、香港やアルゼンチンでの混乱などさまざまなリスクが材料視された。 

原題:Haven Currencies Fall as Trade Tensions Ease: Inside G-10(抜粋)
Dollar, Franc Advance as Political Tensions Rise: Inside G-10

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