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米消費者物価指数:7月のコア指数、市場予想を上回る伸び

7月の米消費者物価指数(CPI)統計で、食品とエネルギーを除くコア指数の伸びが市場予想よりも大きくなった。幅広い品目で上昇率が高まった。米金融当局が追加利下げの是非を検討する中、物価が堅調に伸びている可能性が示唆された。

キーポイント
  • 7月のコアCPIは前月比0.3%上昇-市場予想0.2%上昇
    • 前年同月比では2.2%上昇-市場予想2.1%上昇
  • 総合CPIは前月比0.3%上昇
    • 前年同月比では1.8%上昇
Inflation Surprises in July

米CPI

米労働省

  米金融当局は先月、政策金利を0.25ポイント引き下げたが、雇用と消費が引き続き底堅さを示す中で利下げを継続することに前向きでない。こうした中でインフレ加速が示されたことは、当局に有利に働く可能性がある。一方で、再び強まっている米中の通商対立や世界的な景気減速の深まりが、先行きの見通しへの重しとなっている。

  コアCPIの前年同月比の伸び(2.2%)は、1月以来の大きさ。6月は2.1%上昇していた。過去3カ月の上昇率は年率2.8%と、2018年以来の大幅上昇となった。

  米国は中国から輸入する消費財に9月1日から追加関税を賦課する計画で、インフレ率はさらに上昇する可能性がある。

  7月は多くの主要項目でCPIの伸びが加速した。住居費は0.3%上昇と、前月と同じ伸び。医療費は0.5%上昇。被服費は0.4%上昇。中古車・トラックは0.9%上昇した。一方で新車は0.2%低下と、2月以来のマイナス。

  エネルギー価格は前月比1.3%上昇。ガソリンは2.5%上昇。食品コストは前月に続いて変わらず。

  同日発表された別の労働省統計によると、インフレ調整後の実質平均時給は前年同月比1.3%上昇。6月は1.5%上昇だった。インフレが加速すると、賃金の伸びは抑制される傾向がある。

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Core Inflation Hits Six-Month High in Broad-Based Gain (1)(抜粋)

(詳細を追加して更新します.)
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