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香港の資産家、沈黙破る-デモ隊は「今こそ深く考えるべきだ」

アジアの金融ハブ、香港を根底から揺るがしてきた抗議デモが10週目に入り、暴動激化によるコストが膨らむ中、香港の資産家が沈黙を破り始めた。

  香港の不動産開発会社ウィーロック(会徳豊)の元会長で、同社筆頭株主の呉光正(ピーター・ウー)氏は、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案の阻止を勝ち取ったのだから、デモ隊は抗議行動を抑えてはどうかと呼び掛けた。

Wharf Holdings Ltd. Chairman And Billionaire Peter Woo Attends Annual General Meeting

呉光正氏

  香港の信報財経新聞が12日の紙面に同氏の寄稿文を掲載した。週末には警官隊が地下鉄の駅で催涙ガスやゴム弾を使ってデモ隊を鎮圧する一方、デモ隊に潜伏した警官らは参加者と衝突。香港国際空港は現地時間12日夜に、出発便を全便キャンセルとした。2カ月に及ぶデモは香港の株式相場も圧迫し、呉氏の個人資産も打撃を受けた。

  呉氏は「今こそ深く考える時だ」と記述。「身柄引き渡しの条例に反対することが、この運動の『大きな木』だった。この唯一の大きな訴えは行政長官によって既に受け入れられているため、この木は倒れた」と論述。「意図的に騒ぎを引き起こすために」この問題を利用している人々もいると付け加えた。

Woo's Woes

原題:Hong Kong Billionaire Breaks Silence, Urges Protesters to Think(抜粋)

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