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Photographer: Giulia Marchi/Bloomberg

中国人民銀の元幹部、米国と長期的な通貨戦争に突入するリスクを警告

  • 米国の為替操作国認定、通貨戦争への変容を意味-陳元副総裁
  • 人民元の国際的な地位を引き上げる努力を-周小川前総裁
The People's Bank of China headquarters stands in Beijing, China, on Monday, Jan. 7, 2019. The central bank on Friday announced another cut to the amount of cash lenders must hold as reserves in a move to release a net 800 billion yuan ($117 billion) of liquidity and offset a funding squeeze ahead of the Chinese New Year.
Photographer: Giulia Marchi/Bloomberg

中国人民銀行(中央銀行)の陳元前副総裁は米中の貿易摩擦が急激に悪化したことで、通貨戦争に突入するリスクがあると警告した。

  陳氏は黒竜江省伊春市で開かれたイベントで、米国が中国を為替操作国と認定したことは「貿易戦争が金融戦争、通貨戦争へと姿を変えつつあることを意味する」と指摘。政策担当者は長期的な争いに備える必要があると呼び掛けた。

Day Two of the St Petersburg International Economic Forum 2019

中国人民銀行の周小川前総裁

  為替操作国の認定は貿易戦争の戦略の一部で、貿易上の対立以上に「深く、広範な」影響を中国に及ぼすとの見方を示し、「米国は地政学的な見地から、米国債を保有する中国に行動を抑制されていると考えている。つまり、米国に弱点が全くないと言うことではない」と論じた。

  人民銀の周小川前総裁も同じイベントで、米国が対立を貿易から政治や軍事、テクノロジーなど他の分野に拡大させる可能性があると発言。ドルが支配する金融システムという課題に取り組むには、人民元の国際的な地位を引き上げる努力が必要だと主張した。

原題:China Ex-Central Bankers Warn of Long Currency War With U.S. (1)(抜粋)

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