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【債券週間展望】長期金利は低下一服か、高値警戒感やオペ減額観測で

8月第2週(13-16日)の債券市場では長期金利の低下が一服すると予想されている。新発20年債利回りが3年ぶりに0.1%を下回るなど利回り曲線のフラット(平たん)化が急激に進んだことに対する警戒感に加え、日本銀行が長期ゾーン対象の国債買い入れオペを減額するとの観測が出ていることが背景にある。

市場参加者の見方

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 足元の利回り低下で高値警戒感も強まっており、上値追いには慎重な投資家が多いと思われる
  • 景気減速懸念が相場を支えようが、イールドカーブのフラット化も進んでおり、上値の重い相場展開となろう
  • 日銀は9日の国債買い入れオペで超長期国債の買い入れ額を小幅に減額。超長期ゾーンの買い入れ減額を着実に進めており、イールドカーブの平たん化には警戒感を強めていよう
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.24%~マイナス0.19%

◎SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 主要な経済指標に乏しい夏休み期間。米中貿易戦争を背景にリスク性資産市場は弱めの地合いになっているので、ソフトデータが良くても金利は上がりにくく、債券は底堅い展開か
  • 5年債は先物の上昇に比べると出遅れていて割安な水準にあるので、15日の同入札は無難な結果になるのではないか
  • 日銀の国債買い入れオペでは16日の残存期間5年超10年以下で減額があるか、確率は低いだろうが要注意だ
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.25%~マイナス0.15%

日銀オペ予定

対象年限直近オペの金額
16日5-10年4800億円

過去の日銀国債買い入れオペ結果一覧

国債入札予定

対象発行予定額前回表面利率
15日5年1兆9000億円0.1%

主な材料

  • 13日:7月の米消費者物価指数(CPI)
  • 15日:7月の米小売売上高
  • 16日:財務省、3カ月物国庫短期証券の入札
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