コンテンツにスキップする
Photographer: Keith Bedford/Bloomberg

ドルは105円後半、米中摩擦激化が重し-米が華為取引再開許可を先送り

更新日時
A Japanese 1,000 yen and U.S. 20 dollar banknote are arranged for a photograph in Tokyo, Japan on Sunday April 14, 2019. U.S. Treasury Secretary Steven Mnuchin said he wanted a currency clause in a trade deal with Japan to prevent deliberate manipulation of the yen to bolster exports, Japanese public broadcaster NHK said.
Photographer: Keith Bedford/Bloomberg

東京為替市場のドル・円相場は1ドル=105円台後半。米国による華為技術(ファーウェイ)取引再開許可の決定先送りを受けて、米中貿易摩擦の激化懸念が再燃。日本株高や中国人民元の落ち着きを背景に日中は下げ渋る場面も見られたが、欧州市場にかけては再び円買いに押される展開となった。

  • ドル・円は午後3時27分現在、前日比0.2%安の105円91銭。日本時間早朝に106円09銭から105円73銭まで下落。その後106円台を回復するも定着せず
  • オフショア人民元は0.1%安の1ドル=7.0728元。ファーウェイ絡みの報道を受け、早朝に7.0895元まで元安に振れたが、中心レート設定後に持ち直す
米中摩擦激化で上値重い

市場関係者の見方

    三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト

    • 米中貿易戦争の再燃で円高警戒は非常に強いが、105円後半は固いイメージも。この辺りのレベルになると、国内金利で食べられない人たちの買いが地味に出ているのかもしれない
    • 通常は夏枯れとなっていくが、円絡みはお盆の影響もあり、取引量が特に薄くなる。休み中にトランプ大統領の想定外のツイート攻撃があれば、相場は上下どちらにも大きく振れる可能性があるので、不要不急のポジションは持たない方がいい

    SMBC信託プレスティアの二宮圭子シニアFXマーケットアナリスト

    • 中国サイドの動きを見ると、最近の人民元の基準値の設定もしかり、あくまで通貨切り下げ競争はせず、足元の水準もファンダメンタルズや需給に基づいた水準と言っており、マーケットもいったん静観姿勢
    • もっとも、米中の報復合戦が続く間は円高への警戒感は拭えない。米国の9月の利下げもほぼ既定路線となる中で、ドル・円の戻りは限られる

      背景  

      • ホワイトハウスは中国が米国産農産物の購入を停止した後で、米国企業がファーウェイとのビジネスを再開するためのライセンスに関して決定を先送りしていると、ブルームバーグニュースが事情に詳しい複数の関係者の話を基に報道
      • 中国人民銀行は9日、人民元の中心レートを7.0136元に設定。市場の予想中央値は7.0158元だった
        • 9日の日経平均株価は前日比91円高で終了。人民元の落ち着きや前日の米国株の上昇でリスクセンチメントが改善も、引けに書けて上げ幅縮小
        最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE