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トランプ大統領、強いドルに不満表明-米金融当局に利下げ求める

更新日時
  • 「高い金利水準」がドルを高く維持し米製造業の競争力を阻害と批判
  • 米政権による為替介入のリスクが高まっていると投資家は懸念

トランプ米大統領は8日、強いドルを喜んではいないとし、価値押し下げのため米金融当局に大幅な利下げを行うようあらためて求めた。歴代政権が堅持してきた「強いドル」政策の放棄に一歩近づいた形だ。

  トランプ氏はツイートで、「米国の大統領として、私が非常に強いドルを喜ぶと考える人もいるだろう。だが私は喜んでいない!」とし、「他国と比較した米金融当局の高い金利水準は、ドルを高く維持し、米国の素晴らしい製造業企業」が競争するのをより難しくしていると主張。具体的にキャタピラー、ボーイング、ディアの名前を挙げた。

President Trump Departs White House For Ohio And Texas

トランプ大統領

Photographer: Sarah Silbiger/Bloomberg

  中国との貿易戦争が先鋭化する中で、大統領のツイートはドルの価値と金融当局への批判をエスカレートさせるものだ。米財務省は5日、中国を為替操作国に認定。大統領自身は7月26日、ドル安誘導のための介入の可能性を排除していないと記者団に語っていた。

  大統領は8日のツイートで「米金融当局が大幅利下げし(インフレはない)量的引き締めがなければ、ドルのおかげで米企業はどのような競争相手にも勝利することが可能になる」と指摘した。金融当局は先週、約10年半ぶりとなる利下げと、大統領が量的引き締めと呼ぶ段階的なバランスシート縮小プログラムの早期終了を決めた。

  トランプ大統領のツイートを受けてドルは下落。米政権による為替介入のリスクが高まっていると投資家は懸念していると、アナリストは語った。

  一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は7月31日、連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、企業が投資を減らしているのは高金利が原因というよりも、主に需要低迷や世界的な景気鈍化が理由だと説明していた。

原題:Trump Voices Dismay Over Strong Dollar, Renews Fed Cut Call (2)(抜粋)

(大統領のツイートの内容を追加するなどして更新します.)
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