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Photographer: Dhiraj Singh/Bloomberg
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アジア太平洋で金利の「底」への競争-今後は為替が政策決定に役割も

  • ニュージーランドとインド、タイの各中銀が相次ぎ利下げ
  • アジアの中銀に利下げ余地-FOMCの追加緩和見通しで
Drivers walk under a gantry crane as it moves a shipping container at the Jawaharlal Nehru Port, operated by Jawaharlal Nehru Port Trust (JNPT), in Navi Mumbai, Maharashtra, India, on Saturday, Dec. 16, 2017. Many of the cargo containers passing through India's busiest port in Mumbai have a small piece of Japan Inc. attached: Devices from NEC Corp. that can be tracked as the containers rumble through the interior of Asia's third-largest economy.
Photographer: Dhiraj Singh/Bloomberg

アジア太平洋地域の3つの中央銀行が7日、世界経済の悪化に対する積極的な行動で市場を驚かせた。ニュージーランド(NZ)とインドは予想より大きく政策金利を引き下げ、タイは予想外の利下げに踏み切った。

Doves' World

  米中貿易紛争悪化の中で、各国の政策当局は自国経済を強化するために大胆な措置を講じている。米連邦公開市場委員会(FOMC)が約10年ぶりの利下げを先週実施し、9月の追加緩和も予想されていることから、アジア各国中銀には利下げ余地が生じている。金利の「底」に向けた世界的な競争が始まりつつあるかもしれない。

  利下げは自国通貨押し下げの手段でもある。オックスフォード・エコノミクスのシニアアジアエコノミスト、シアン・フェナー氏は、成長が既に鈍化している中での今週の出来事は、「これからは為替相場が政策当局の決定において別の役割を演じる」ことを示したと述べた。

  インド準備銀行は政策金利であるレポ金利を35ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げ。エコノミスト予想は25bp引き下げだった。NZ準備銀行による金利引き下げは50bpと予想の倍。タイ銀行はここ4年余りで初の利下げで、市場では金利据え置きと見込まれていた。

原題:Asia Surprises With Cuts in Global Race to Monetary Bottom (1)(抜粋)

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